毎週金曜に放送中のドラマ「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」(夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)に出演している内藤理沙にインタビューを敢行。阿藤総理(小日向文世)の娘・理子を演じる彼女が、本作やプライベートについて語った。
――今回、ゴスロリ衣装での出演となりますが、着られてみていかがですか?
間近で見るとすごく凝っていて、迫力がありますね。今日着ているものの他にもたくさん種類があるんですけど、レースやリボンなど細部までこだわりのある衣装です。
――衣装を着て“演技する”のはどういった感じですか?
ここまでインパクトのある衣装を着せていただけると、役に入り込みやすいです。今回は外見からキャラクターを作ってもらえるので、衣装を着ると理子になりきれます。
――何でも、抱えていらっしゃるお人形にも名前があるとか?
秘書・桜井あすか役の松尾幸実ちゃんと「名前を付けましょう」って話になって、さっき付けてもらったんですけど、もう早速忘れちゃいました(笑)。ちょっと長めで個性が強い名前だったんですよ。「なんとかティーヌ」ってお姫様みたいな名前で。覚えておけば「何とかちゃんです♪」って紹介できたんですが(笑)。
――総理の娘かつ事実上のファーストレディという役柄ですが、現場ではどういった点を意識して演じていますか?
ゴスロリ衣装など理子には自分の世界観があるのですが、ファーストレディとして人前に出るところもあると思うので、やはり品のあるところは忘れないよう意識しています。でもだからといって、普通に品があるだけではなく、理子の個性も生かしつつ演技しています。
――小日向さんは総理でありお父さんの役になりますが、現場ではどんな印象ですか?
小日向さんはすごく気さくにお話してくださるので、楽しくやらせてもらっています。いつも「実際にこんなお父さんいたら楽しいだろうな」と思っています(笑)。でも作品内での理子と父親の親子関係はちょっと悲しいというか、「やだなぁ」という部分はありますね。今後、徐々に明らかになっていきますが、ちょっと普通ではない親子関係が見えてくると思います。
――現場で小日向さんとはどういった会話をなさっていますか?
まず、私の衣装を見るとびっくりされます(笑)。夜のシーンや暗いところでの撮影が多かったので、会見の際に初めて明るいところでお会いしたら「こんな色だった?(笑)」という言葉もかけられました。
私は「真田丸」(NHK総合ほか)を見ていたので、初めて小日向さんとお会いしたときは「あっ! 秀吉さまだ!」と感動しました(笑)。今回の作品では総理で自分のお父さんなんて、とてもうれしくて。でもそんな中、現場では気さくに話し掛けてくださるので、緊張せずに楽しく撮影をやらせていただいていますね。
私は料理人や他の方と同じシーンがあまりないんです。記者役の新川(優愛)さんとも会見で初めてお会いして「すごーい! 本物(のゴスロリ衣装)は初めて見た!」と言っていただいたくらいで(笑)。これからもっと皆さんと共演できるシーンがあればいいなと思っています。
――今作は「政治×グルメ」がテーマのドラマですが、内藤さんはグルメにどの程度ご興味をお持ちですか?
興味は…すごくあります!(笑) 食べることが好きで「食べログ」も有料会員になっています! 仕事などで地方へ行く機会も多いのですが、その土地のおいしい物を絶対に1つは食べて帰らないと気が済まなくて、マネジャーさんにいつも付き合ってもらっています。「あそこかあそこのお店に行きたい!」といった感じで(笑)。
東京でも、焼き肉屋さんなどによく行きます。テレビで扱っていたお店とか、知り合いに聞いたおいしい店には、つい行っちゃいますね。両親が遊びに来たときはそういったお店に連れて行ったり、初めてのお店を開拓するため一緒に行ったりしています。
――会見では思い出の料理として、母親が作る「くじらさん」(ナスを縦に半分に切り、間に肉を挟んで甘く煮付けた料理)を挙げられていましたが、今お好きな料理は何ですか?
今、はまっているのはウナギです! ビタミンとかがたくさん入っていて、栄養満点なので。肌荒れに悩まされた時期に、それがきっかけで食べ始めました。お店に食べに行って、お土産にウナギのお弁当を持って帰って、翌日起きて朝から食べたりもしています。仕事前に食べて「よし、今日も一日頑張るぞ!」って感じですね(笑)。
(マネジャー「朝、現場にウナギを持ってきたこともありましたね(笑)」)
お店によっても味付けなどが違っているので、いろいろなところに行って「ここのが一番いい」とか、「お弁当用に冷めてもおいしいのはここ」とか、自分の中で決めています。
でも、ずっと好きなのは焼き肉ですね。家族そろって焼き肉が好きです。
――お料理はされる方ですか?
一人暮らしなのである程度はしていて、週の半分くらいは自炊です。でも、他のいろいろな方に提供したことはなくて、自分が食べる分とか、家族が来た時に出すくらいですね。友達が来てホームパーティーみたいなことはやったことがないので、そこまで自信があるわけではないです(笑)。
白米が好きなのですが、以前出演した番組で土鍋を購入したことがきっかけで、それ以来ご飯は土鍋で炊くことにこだわっています。
――いよいよ夏本番ですが、この夏に挑戦してみたいことはありますか?
スキューバダイビングをしてみたいです! でも私泳げないんですよ(笑)。小学生の時、親がスイミングスクールに通わせてくれたのですが、泳げないままで。20歳くらいの時に母にそのことを告白しました(笑)。
「ええっ! あんなに楽しんで通ってたのに!」「いやぁ、帰りのバスの中で食べるアイスが楽しみで…」みたいな感じで(笑)。
――今後、お仕事や役どころで挑戦したいものはありますか?
お仕事面では、映画に今まで1度しか出演したことがないので、また出てみたいですね。時間があるときは映画館にも足を運ぶのですが、あの大きいスクリーンで自分を見てみたいです。両親も映画館によく行くので、大きいスクリーンで私を見てもらいたいな、と思いますね。
挑戦したい役どころは、私が尊敬している先輩の米倉涼子さんが主演された「松本清張 黒革の手帖」('04年、テレビ朝日系)がすごく印象に残っているので、私もああいった色気や裏の面を持つ大人の女性をやってみたいなと思いますね。
――では最後に視聴者の方々にメッセージをお願いします。
料理のシーンはもちろん、人間関係にも奥深さのある場面が描かれますので、いろいろな視点から楽しめるドラマだと思います。私もゴスロリの衣装をいろいろと着ているので、私の衣装にも注目して見てもらえたらうれしいです!
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