新川優愛「新たな自分が見せられると思います」

2016/08/12 06:02 配信

ドラマ

東陽テレビの政治部記者・立花優子を演じる新川優愛

毎週金曜に放送中の剛力彩芽主演ドラマ「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」(夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系※12日は夜11:55-0:55ほか)で、阿藤総理(小日向文世)の番記者・立花優子を演じる新川優愛(しんかわ・ゆあ)にインタビューを敢行。

テレビ局の政治部記者を演じる上での難しさや、共演の小日向の印象、この夏やってみたいこと、そしてドラマの見どころなどについて語ってもらった。

――今回の役柄について教えてください。

カメラ目線でテレビに出る記者の役をやらせていただくのは初めてなので、少し戸惑いがあります。私が関わるのは政治の話のブロックなので、しっかりと政治を伝えられる人というか、説得力を持たせないといけないなと思っています。

それは第1話から意識していて、1話の時には監督と何度もカメラに向かってリポートするシーンを話し合いました。もっと真剣な表情でとか、早口でとか。それに、読む原稿にも難しい漢字がたくさん出てくるので、そういったところも苦労しながらやっています。

――何か役の参考にされたりはしていますか?

私、他局ですが生放送の情報番組に出演させていただいています。そこに出ていらっしゃるアナウンサーの方の動きは横目で勉強させていただいています。チラッと見ると、アナウンサーの方は自分が喋るところに線を引いたり文字を丸で囲ったりして、強調したい言葉を目立たせていたので、それをこっそり見ながらまねしてみました。

――割と滑舌はいい方ですか?

滑舌は…どうでしょう(笑)。もちろん今回のドラマでは、すごく意識しています。普段のお芝居よりも、というと語弊があるかもしれませんが、きちんとした言葉をニュースとして届ける役なので、普段よりもしっかりやらないといけないなというのはあります。なので、滑舌は特に気を付けて演じていますね。

――3話まで放送された時点では、彼女のキャラクターがまだ見えてこないですが、実際どんな感じだと分析されていますか?

私もまだあまり見えません(笑)。でも、ネタバレなのであまり具体的には言えないですが、4話から5話あたりで「この子は何者だろう?」というシーンがあります。それもあって「含みをもたせて見えるようにしよう」と監督と話していました。ちょっとずつ怪しさというか、この子何だろうという雰囲気を出せるようにしています。

――裏があるんじゃないか?と思わせるキャラクターなんですね。

そうですね、それが3話くらいから徐々に出てきています。私は台本を読んでいて最初「総理の愛人」なんじゃないか?って思っていました(笑)。

――普段から新聞を読まれたり、報道番組をご覧になられたりしますか?

元々政治には関心があって割と好きでした。政治の討論番組もよく見ていました。今回の役に決まってからは、ニュース番組などで官邸前と中継をつないで「官邸前の●●さん!」「こちら官邸前の●●です」といったやりとりをする映像を見るようになりました。自分と同じ立場なので、いろいろ見て勉強しています。

――政治に関心を持ったきっかけは何でしょうか?

きっかけというほどのことはありませんが、小さい時から家で政治系の番組がテレビでついていたので、見ていました。うちは完全におじいちゃんが“チャンネル権”を握っていたので、いつもテレビはニュースかプロ野球がついていましたね(笑)。それもあって、すんなり見るようになったといいますか、受け入れるようになりました。

――逆にいつも見せられたことによる嫌悪感はなかったんですね。

小学生くらいのころだったので「おじちゃんたち(政治家)がけんかしているなあ…」くらいの感想しかなくて、自分と遠い感じはしていました。でも、実は自分たちの生活において身近なことだったり、影響が出たりすることがあると理解してからは、普通にテレビなどで自分から見るようになりました。

――「政治×グルメ」の両面があるドラマですが、新川さんはグルメ通ですか?

通じゃないです!(笑) 自炊はしますが、剛力さんがドラマで作られているような本格的なフレンチ料理だったり、凝った創作料理だったりは全然できないし、分からないです。いつもすごいなあと思いながら客観的に拝見しています。私は今のところその食べるシーンはないので「いいなあ」って見ていました。余ったら撮影が終わった時にみんなで食べているんだろうな…と思いながら(笑)。

――食へのこだわりもないんでしょうか?

こだわりはないです(笑)。もはや何でもいいです。高いご飯屋さんにもあまり行かないですし、そんな機会もないので。割とどんなものでもおいしく食べられます。

――ちなみに自炊するとのことですが、どういった料理を作られますか?

料理はこの間、たけのこをみじん切りよりちょっと歯ごたえが残るくらいに切って、鶏肉のミンチと一緒に混ぜてハンバーグくらいの大きさにして、焼いて食べました。甘じょっぱいタレも一緒に作って。他にも和食が多いですね。

――すごいですね! レシピとかはオリジナルで作られるんですか?

ええと…ごめんなさい「クックパッド」です(笑)。

――なるほど(笑)。

なかなか冷蔵庫にあるものでこれとこれを合わせてあれを作ろう!とはいかないですね。でも、それを目標にしています。いずれちゃちゃっとそれができたらいいなあ。

――では皆さんにお伺いしていますが、「最後の晩餐」になるとしたら何が食べたいですか?

えー!! 難しいですね! 皆さんは何と仰っていますか?(笑)

――滝藤賢一さんはチョコレートが食べたいと仰っていました。

へ~チョコがお好きなんですね。私は本当どうしよう…あ、じゃあお肉でお願いします!(笑)

――ふわっとしていますけど、肉はどういう肉ですか?

焼き肉かなあ(笑)。あとは、ハンバーグですかね。楽屋に入れていただいた、お弁当のハンバーグがすごくおいしかったので、ハンバーグが食べたいです。

――では、首相役の小日向さんの印象は?

本当にテレビで見るままの楽しい方で、いつも現場を盛り上げてくださっています。楽屋で一緒にメークをすることが多いんですけど、とてもすてきな方です。大先輩ですし、芸能界でも大御所と呼ばれるような方ですが、いい意味でそれを感じさせないというか、いろんなことをそっと教えてくださる方なので尊敬しています。難しいせりふが出てくるドラマなので、NGを出してしまうこともあるんですけど、それでも笑ってくださって、こちらがテンパらないように気遣ってくださって、現場の雰囲気をとてもよくしてくださっています。

――夏真っ盛りですが、この夏やりたいことはありますか?

海に行きたいです。でも、私は泳げないので砂浜とかでのんびりしたい。海の雰囲気とかプールの雰囲気とか、そういう夏らしい気分を味わいたいなあと思いますが…きっとことしも行けないんでしょうね(笑)。日焼けをするとすぐ怒られるので、行けないのは分かっていますが、それでも一度くらい行きたいなと思っています。毎年水着だけは買っているんですけど、なかなかそれを着る機会がないんですよ。いつかロケとかでもいいので、夏の海に行けたらいいなあと思っています。

――最後にご自身の視点から、見どころを教えてください。

私はパリッとしていてキリッとした感じの女の子を演じているので、今まで結構演じたことがある女性らしい役ではなく、ちょっと大人というか社会人らしい新たな自分が見せられるのではないかなと思います。

ドラマ全体の部分では、政治と料理を扱うドラマなので、この企画書をいただいた時もすごく面白い組み合わせだなと思いました。剛力さん演じる一木くるみが料理を通して、どういうふうに政治家を変えていくか、そしてどうやっていろんな人の心に響く料理を出していくのかを楽しんでいただけたらいいなと思います。

おいしい料理がたくさん出てくるので、それもお楽しみに。まだ私も料理ブロックには行けていないので、今後行けるといいのですが(笑)。皆さんに最後まで楽しんでいただけるように、しっかり演じたいと思います!