林家正蔵が市川海老蔵主演ドラマで“夢の”徳川家康に

2016/08/26 13:37 配信

ドラマ

市川海老蔵主演「石川五右衛門」に徳川家康役で出演する林家正蔵(C)テレビ東京

テレビ東京系で10月クールに放送する市川海老蔵主演「金曜8時のドラマ『石川五右衛門』」で、落語家・9代目林家正蔵が徳川家康役で準レギュラーとして出演することが分かった。

本ドラマは、'09年に海老蔵主演で好評を博した新作歌舞伎「石川五右衛門」に潤色を加え、映像化したもの。石川五右衛門(海老蔵)と、豊臣秀吉(國村隼)との対決を主軸に、秀吉の側室・茶々(比嘉愛未)とのロマンスなどを、ケレン味たっぷりに描く痛快スペクタクル。

正蔵が時代劇に出演するのは'02年放送の「お美也」(NHK総合)以来14年ぶりのこと。

今回正蔵が演じるのは、秀吉が権勢を振るう中で虎視眈々(こしたんたん)と権力の座を狙う武将・徳川家康。五右衛門と秀吉にとって、家康は二人の命運を握るキーパーソンとなる。

山鹿達也プロデューサーは、「今回の徳川家康は、石川五右衛門と豊臣秀吉の対決軸に、大外から絡んでくる、ダークホース的な役どころ。あまり多くを語らない、寡黙の中に何を考えているのか分からない不気味な存在です。

話がうまく、明るいイメージの正蔵師匠の噺家のイメージを逆手に取り、意外性のあるキャスティングを狙いました。口ではなく、目で話す正蔵師匠の家康にご注目ください!」と起用理由を説明し、番組をアピールした。

出演に際し、正蔵がコメントを寄せた。

■徳川家康役・林家正蔵のコメント

――時代劇の出演は14年ぶりとのことですが、撮影はいかがですか?

徳川家康というお役が私に回ってくるとは夢のようでございます。私の生き方として、家康のように、ホトトギスが鳴くのを待つタイプなので、「やった!」という感じです。私がホトトギスで一句詠むのであれば「鳴かぬなら おうちで飼おう ホトトギス」。そういう優しいタイプなので、おそらく戦国時代では生き残れないと思います(笑)。

――主演・市川海老蔵さんと共演した感想を教えてください。

いつも客席から拝見しています。團菊祭五月大歌舞伎('16年5月)の「男女道成寺」も見たばかり。ポーッとしちゃいました。

(今回のオファーについて)「ご一緒させていただいて良いのかな、名優の方ばかりの中に入って申し訳ないな、でも一生懸命やりましょう!」と思っておりました。

――京都の撮影所の雰囲気はいかがでしたか?

子役の時以来なので本当に久しぶりで、ほぼ初めてです。こっちにあの時代劇、あっちに大御所の役者さんが歩いているので、まるでテーマパークにきたような気分。ドキドキ、そしてワクワクしました。