日テレ×Hulu共同製作ドラマとして'15年に放送・配信された「THE LAST COP/ラストコップ」(毎週土曜夜9:00-9:54日本テレビ系)が、約1年ぶりに連続ドラマとして復活した。
今回の連続ドラマ化に当たっては小日向文世や藤木直人などベテラン俳優をはじめ、竹内涼真、桜井日奈子、武田玲奈、伊藤沙莉などフレッシュな若手キャストも追加され、作品を盛り上げている。
その中で、ゆとり世代の若手警察官として絶妙な存在感を見せているのが、桜井演じる三島菜々子だ。ネット上でも「警察官姿がかわい過ぎて反則!」「新人警官の無垢(むく)ないやらしさが出てる!」といった声が飛び交っている。
デビュー後間もないにもかかわらず、CMや舞台、ドラマと多方面で活躍を見せている桜井。そんな彼女にドラマの見どころや、女優業に対する熱い思いを聞いた。
――役どころについて教えてください。
私の役は、佐々木希さん演じる結衣さんと同期の新人女性警察官。交通課に所属していて、よく駐禁を切っています。先日の撮影でも切ってきました(笑)。
――演じる時に難しいと思うことはありますか?
菜々子ちゃんは天然でハイテンションな、今どきの女の子なんです。私もよく人から「天然ぽいね」って言われるのですが、自分自身では菜々子ちゃんほど天然ではないと思っているので(笑)、天然でハイテンションを演じるのは難しいと感じています。
先日撮影した時も、自分の中ではハイテンションでやっているつもりでもそういうふうに映っていなくて。監督さんからは「もっと(テンション)上げて」って言われました。前クール「そして、誰もいなくなった」(日本テレビ系)で演じた君家砂央里ちゃんはクールな役だったので、(体の)動きはあまりなかったのですが、菜々子ちゃんの場合は身ぶり手ぶりを大きく使わないと伝わらないなと。
私は声が低い方なので、3オクターブぐらい上げるつもりでやらないと菜々子ちゃんの雰囲気は伝えられないので、もっと台本を読み込んで役を作り上げていきたいです!
――今作は舞台と連ドラを経験した上での撮影となりましたが、生かせたことは?
初舞台(「それいゆ」)の時は、どうやって演じていけばいいのかすら分からなかったのですが、役と近いキャラクターを参考にすると演じやすいと、舞台を経験して学びました。今回も「天然なタレントさんて誰がいるかな?」と探して、参考にした方は何人かいます(笑)。
――出演が決まった時の心境を教えてください。
台本を頂いて読んでみるとストーリーはもちろん、(せりふの掛け合いなども)面白くてププって笑ってしまって。「このドラマの世界観に自分が入れるんだ」って思ったらワクワクしました。
でも唐沢(寿明)さんや窪田(正孝)さんなど経験豊富な方々の中では、自分も振り切ってやらないと埋もれてしまうと思ったので、ワクワクした気持ちと同時に不安にもなりました。
――同年代の出演者も多いと思いますが撮影現場での楽しみは?
伊藤沙莉さんや武田玲奈さんなど同年代の方との共演が楽しみです。(近々)伊藤さんとはご一緒するシーンがあるので、たくさんお話がしたいです。
年も近いので盛り上がれるんじゃないかな。お2人とも雑誌やドラマで前から見ていて、すごいなって思っていたので実際に会えた時はうれしくて。友達になれるかなーなんて思ったり(笑)。
――同期で相棒役の佐々木さんとはお話されましたか?
先日撮影した時にお話しさせていただいたのですが、大先輩なので失礼のないように接することで今は精いっぱいです(笑)。だけどドラマの中では、菜々子ちゃんは結衣さんに対して失礼全開で…。
役としてはあえて(失礼な感じを)出さないといけないのですが、心の中では「あー! ごめんなさい!」って感じです。
――CM、ドラマ、舞台と多方面で活躍されていますが、ドラマの難しいところは?
舞台は毎回、最初から最後まで演じます。お客さんの前で披露するまでも、演出家さんと役を作り上げて、何日も繰り返し稽古ができて、芝居を練れる。そういう時間があったことで自分の中で「芝居とはどういうものなのか」ということも少し学べたので、一番最初に舞台を経験できて良かったなって思っています。
ドラマは必ずしもストーリー順に撮影するわけではないので「スタート」の声が掛かったら、すぐに(役が置かれている状況に)入らなければならず瞬発力が大事だと思っていて。どちらかといえば、やっぱりドラマの方が難しいと感じています。
――舞台、ドラマそれぞれの経験が、それぞれの現場で生かされているのですね?
そうですね。“演じる”ということは、自分をさらけ出すことなんだろうなと考えています。自分はまだまださらけ出せていないのですが、一つ一つ経験を積み重ねるにつれて、少しずつ殻を破ることができていると実感できています。
――同世代で活躍している方が多いですが、ご自身の活力になりますか?
今までは全然気にしていなかったのですが、最近はドラマなどで同世代の方を見掛けると、「こんなに頑張っているなら、自分も頑張らないと!」って思えるようになりまた。
――ドラマのファンにメッセージをお願いします。
「ラストコップ」はストーリーはもちろん、コメディーにアクションと見どころがたくさんありますので、皆さんぜひ楽しんでください。あと、私のコメディー初挑戦というところにも注目して見てくださいね!
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