中川大志、廣瀬智紀ら10人の若手俳優たちがネコと触れ合う写真を収めたムック本「ねこ男子」が発売中。
俳優たちのプライベートかつパーソナルな表情を多数収録した同作。ロシアンブルー、アメリカンショートヘアなど多種多様なかわいらしいネコとの癒やしのショットに加え、「自分がネコになったらどう過ごす?」「どんな飼い主に飼われたい?」など貴重なインタビュー記事も満載だ。
今回、中川と廣瀬が撮影秘話や最近のプライベートを語ってくれた。
――まずは、お二人が思うネコの魅力を教えてください。
中川:僕はイヌを飼っていたんですけど、イヌと違ってネコってあまり構わなくても自由にやっている感じがいいなと思います。一緒の空間にいるんだけど、それぞれ好きなことをやっているような。あまり人にこびてこない感じがいいですね。
廣瀬:こびてこない分、たまに寄ってくるときがめっちゃうれしいよね。ツンデレがうまいじゃないですか。たまに、部屋のオブジェみたいな景色の一つになってくれる瞬間がありますよね。イヌはいつも駆け回っていたり存在感があるんですけど、ネコの場合はそこに静かにスッといたりとか、動きも優雅。そういう部分も人間の心を癒やしている一つなのかなと思います。
――撮影はいかがでしたか?
廣瀬:僕と撮ったネコは結構逃げ回ってたかな。撮影のときは、飼い主さんとスタッフさんがぎゅって体をつかんでカメラに顔を向けさせていました(笑)。でも、それぐらい心でつながっているんだな、そんな顔もいとおしいなって。実は、ネコアレルギーがあるんですが、撮影では大丈夫でした。
中川:撮影していたスタジオの裏側が大学のグラウンドだったんです。運動部の人たちの掛け声が聞こえてくるので、ネコがずっと気になっちゃって、全然カメラの方見てくれなかったんです。ねこじゃらしとかおもちゃとか、手にネコのえさを持ったり、マタタビのにおいをつけたり、いろんな手でネコの気を引いて撮影しましたね。
――キュンとした瞬間はありました?
中川:服の袖にネコが入る“袖ネコ”というのがあって。気持ちよくその場にはまっているのがめちゃくちゃかわいくて。自分の服に入ってこられたらもっとキュンとしちゃいますね。
廣瀬:僕は、抱っこしたら思った以上に長かったのに驚きました。「こんなに長いんだ!」ってキュンとしました(笑)。あと、すごく高貴じゃないですか。自分もネコのおかげで貴族っぽくなれたかなと。
――お気に入りのカットはどれですか?
廣瀬:中川くんのはネコと見詰め合ってるカットがいいよね。
中川:廣瀬さんのはネコが肩に乗っている写真がいいですね。ネコアレルギーとは思えない。肩に乗っかるのって憧れじゃないですか。バディー感みたいな。
廣瀬:イヌはまたちょっと違うもんね。
中川:そうですね。自分のだと…、これかな(ネコを追いかけている写真)。
廣瀬:お尻を嗅いでるやつ?
中川:お尻は嗅いでないです(笑)! コンセプトとしては、机の下に入っていったこの子を追いかけるみたいな感じで、しっぽで顔をたたかれている写真です。
廣瀬:あ、そうなんだ! かわいいね。
中川:それがネコらしさというか。マイペースな感じが。
廣瀬:僕はこれですね(小さいサイズの写真)。
中川:これ、プロフィルの小さい写真じゃないですか!?
廣瀬:いい感じに収まっているのと、写りがちょっといいかも(笑)。
中川:そこですか(笑)。
――撮影で気を付けていたことやこだわったことはありますか?
廣瀬:中川くんが言っていたバディー感というか、相棒感は持っていようと思ってやりました。距離感も近いし、信頼し合ってる感じを画の中に出したいとは思ってました。
中川:僕も一緒で、なるべくネコの気持ちになって、通じ合えるようにって。言葉は分からないけど、一瞬でも通じる瞬間を感じたので良かったです。
――今回、お二人は初対面とのことですが、お互いの印象は?
廣瀬:僕はずっとテレビやドラマで見ていたので、初対面な感じがあまりしないですね。
中川:僕は廣瀬さんが出られた舞台「ハイスクール歌劇団」を見させてもらったことがありまして。クールな印象があったんですけど、お会いしたらすごくフワフワしてるな~と。ちょっと安心しました(笑)。
――中川さんは舞台にもチャレンジしていきたいとおっしゃっていましたが、多くの舞台を経験されている廣瀬さんから何かアドバイスはありますか?
廣瀬:ないですよ! 逆に映像を経験されている中川くんに聞きたいことが多いですけど、お芝居をする上では、舞台も映像も一緒だと思うんです。ただ、舞台はどちらかというと、本番に合わせていくベクトルの向け方が違うのかもしれません。
――今後、共演もありますかね?
廣瀬:そうだね!
中川:よろしくお願いします!
廣瀬:舞台も興味あるんだ?
中川:あります!
――どんな役をやってみたいですか?
中川:舞台でも映像でもですが、あまり悪役をやったことがないので、ずっとやりたいと思ってます。ちょっと狂気的な役をやってみたいですね。
――今後、同年代の方々と作ってみたい写真集はありますか?
中川:僕はカメラがすごく好きなんです。周りの若い役者の方々にも、写真好きな人が多いんですよね。だから、撮られる方じゃなくて、撮った写真を集めてみるのも面白いんじゃないかなと思います。
廣瀬:今の話を聞いて思ったんですが、役者同士が撮り合うとかどうですか。自分が思う彼の魅力の引き出し方とかでそれぞれが撮って、「撮り合い男子」!
中川:撮って撮られて?
廣瀬「撮って撮られて男子」(笑)! そういうのも面白いかな。
中川:“対カメラマン”じゃない顔も引き出せるかもしれないですよね。
廣瀬:そうですね。役者同士が友達でも、初めましてでも面白いと思うし。
中川:対談みたいにして。
廣瀬:まずは中川くんと僕からやろう(笑)。
――では、「○○男子」といえば?
中川:「釣り男子」ですかね。
廣瀬:釣り行くの?
中川:釣り好きです。元々は川ばかりだったんですけど、お仕事で海でも釣りをやらせてもらって、それからは海も川も釣り堀も行きます。メインは川ですね。自然の空気を吸ってリフレッシュするという意味もあるかもしれません。
廣瀬:僕は対照的にあまり出歩かないタイプなんですよ。どちらかというとインドアなので…、「寝っ転がり男子」(笑)。でも、'17年にはそれを脱却したいなと。多少、外に目を向けてみたいと思います。習い事を一つ始めるのもいいかなと思ってますし、自分が楽しんで興味を持てるものを探していこうかなとは思っています。釣りもおばあちゃんに連れてってもらったことがあって、結構楽しかったんですよ。
中川:マジですか。
廣瀬:いいかも! でも遠いよね。
中川:近場でもありますよ。
廣瀬:海で釣った魚をそのままさばいて食べたりするの?
中川:めちゃくちゃうまいです!
廣瀬:そうなんだ。体験してみたいな。
――料理は好き何ですか?
廣瀬:結構好きです。一人暮らしを始めてからは全然しなくなっちゃったんですけど。魚はさばいたことないかな。ちょっと教えてよ!
中川:ぜひ! 僕もそんなにうまくはないですけど…。釣って帰ると自分でどうにかしなきゃいけないじゃないですか。本当は、親にやってもらうことの方が多いんですけどね。
廣瀬:出身は港町?
中川:(笑)。港町ではないです!(笑)
――廣瀬さんの最近の趣味は何ですか?
廣瀬:本当に何もやってないんですよね。
中川:ゲームとかは?
廣瀬:それもあんまり。ゴロゴロしてたらいつの間にか時間が流れているということが最近多くて。ありがたいことに、最近、オフがあまりなかったので、そんなときは休むことに集中しちゃうんです。
――最後に、'17年の目標を教えてください。
廣瀬:'16年は、いろいろとチャレンジさせていただいた年になったので、それを生かして、もっと一つ一つを突き詰めて、'17年に向かっていきたいです。この仕事をしていると、初めてのことが多いので、'17年もそれらを一生懸命吸収していく年になるのかなと思っています。変わらず、一つ一つ一生懸命…って感じですね。
中川:'16年にやらせていただいた作品が'17年に公開になるので、まずはそれをしっかりと届けられるよう頑張ろうというところです。僕も常に新しいことに挑戦していきたいという思いはあって、作品の幅をどんどん広げていけたらいいなと思っています。
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