貫地谷&岸谷が初共演!リアル過ぎる刑事ドラマに挑む

2017/02/07 05:00 配信

ドラマ

ドラマスペシャル「黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子」で初共演する貫地谷しほり、岸谷五朗(左から)(C)テレビ朝日


貫地谷しほりコメント】

脚本がすごく面白かったので、ぜひやらせていただきたいと思ったのですが、この役は私としては初めての挑戦。初めての山を登る気分で、役作りも何が正解か分からないという感じでした。

まるで初めてお芝居を始めたころに味わったような感覚です。いつもは最初に台本を読んだときのイメージを大切にして演技に入るのですが、今回はそのイメージすら湧かない(笑)。岸谷さんがいてくださって心強かったです。

初共演の岸谷さんにはすごく熱くてワイルドなイメージを持っていたのですが、実際にお会いすると物腰が柔らかい、包み込んでくれるような方だったので安心感がありました。

このドラマは神木恭子の成長物語でもあると思うのですが、どの登場人物もストーリーの最後までわからない不思議な魅力がある。そこも面白いと思いますし、見やすいだけでなく重々しい空気もあり、その点は私自身初めての作品だと思っています。

台本を読んだときにはその重々しさにゾクゾクしましたし、見る方にもゾクゾクしていただけると思います。

岸谷五朗 コメント】

僕が演じる折原は、新人刑事の神木とのバランスだと思うのですが、署内で一番荒れている刑事というイメージが監督の中にあると思うんです。だから、衣装もスーツではなく、革ジャンだったり、ライダースジャケットだったり…。

脚本を読んだときはリアルな刑事ドラマで、TVドラマというよりも映画のような感じがしました。和泉監督も映画のような照明で撮影していますし。

よくある2時間ドラマのストーリーとは違い、事件を通して神木が成長する物語でもある。過去の父親のことなどを踏まえた中での憎悪など、いろいろなものが入り混じり、神木を成長させていくという。それだけすごく特殊な2時間だと思います。いわゆる普通の刑事ドラマとは全く違いますね。

貫地谷さんは、ドラマの後半、ストーリーが深くなっていったところなどでの演技はすごくクールでカッコいい。父親への思いなどが交錯して、すごく素敵な芝居を見せてくれています。

この作品は警察経験のある方が書かれているので、すごくリアリティがある。その中でドラマというエンターテインメントを演出されているので、実際にあるかもしれない、という感覚で警察内部を探っていくと、事件と重なって…という展開がとても面白いですね。そんな複雑怪奇なところが魅力だと思います。