中島「実際にこういう美容師の方がいたら好きになっちゃうだろうな」
――キュンとしたシーンはありますか?
中島:全部かなぁ(笑)。
松本:カットされていたんですが、浴衣でデートのシーンで、私がこけちゃって晴人くんが見つけてくれるんです。手を握ってくれるんですが、美咲は「手が荒れてるから」と引っ込めようとするんですけど、「美咲さんの手、好きです」って言ってくれるシーンがあって。初日だけどもうキュンときていて(笑)。そのシーンで、この作品は大丈夫だなって思いました。
中島:確かにあったね、伝説のシーン。ノーカットバージョンを作っていただきたい(笑)。僕的には髪を切っている姿にキュンとしましたね。しぐさがかわいらしくて、純朴でかれんではつらつとしている雰囲気なので、実際にこういう美容師の方がいたら好きになっちゃうだろうなと思いましたね。
松本「(中島は)太陽のような人」
――タイトルは“桜のような僕の恋人”ですが、お互いを「○○のような人」で例えると?
松本:(中島は)太陽のような人。自分の中でも発光しているものもあるし、照らしてくれる。向上心の塊のような方なので、こちらもステップアップできるというか、いい影響を与えてくれる良い光を持っている方だなと思います。
中島:いや、痛み入ります。うれしいです!(松本は)自分のモチベーションに心をつなげてくれる方だったので、すごくお芝居しやすかったですね。僕自身、最初は穂香さんって月のような人だと思っていたんです。でもそうじゃないんですよね。実際に太陽っぽいところもある。言い表せないんですよね(笑)。
僕のことを太陽と表現してくれましたが、すごく助けられていたので、僕のほうこそ穂香さんは光のような人だと思いますね。役のモチベーション的にも暗い心境の期間があったんですが、その期間もずっと照らされていたし、勇気をくれましたね。松本穂香キャンペーン始動です!
松本:ぜひキャンペーンしてください(笑)。光と言われたことは初めてですね。撮影中、美咲として晴人くんのことを考えているときに、美咲から見る晴人くんは光のような存在だったので、リンクするものはあるなと思います。
――最後に、あらためて読者にメッセージをお願いします。
中島:従来の映画とは違って、映画館だけで楽しむコンテンツではなくてテレビやパソコン、スマホなどたくさんの場所でこの作品に触れられるのが強みだと思っています。いろんな場所でこの桜を咲かせてほしいですね。
松本:この映画は時間の尊さを考えさせてくれるきっかけになるような映画になっていると思うので、ぜひたくさんの方に見ていただけたらうれしいです。
◆取材・文=横前さやか
TCエンタテインメント