金澤朋子、宮本佳林、稲場愛香「メンバーが大変なときは絶対に助けたい!」【ハロプロ誕生20周年記念連載】
正直、活動続けることに迷いが出ることも…?
金澤「正直ありました(笑)。辞めますっていう話を会社にして、でも続けて欲しいって言ってもらえてすごく嬉しかった。続けたい気持ちはあっても、この環境でメンバーに迷惑をかけちゃうことに対してすごく嫌だなっていうのがあったので。結果的にこういう道を選んで良かったなって今は思っています」
宮本「私自身は1回目のときに声が出るなくなったので、もう絶望したというか、もうムリかもしれないなっていうのはすごく思いました。でもよくよく考えたら、自分はこのこと以外にできることがないんだって。そこからは迷惑かけちゃって本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、もう戻ることしか考えちゃだめだって。すごい勢いで声を出すこととかに対してメチャクチャ研究しました。それこそ、アレクサンダーテクニークという声の出し方の勉強とかもして。喉の器官を動かすとか、自分のどこに力が入っちゃうとか、そういうのまで一生懸命考えました。で、もう一回なっちゃったのが、今度は耳で。あ、なんか呪われているって思ったし。突発性難聴って後遺症がないわけじゃないんですよ。周りの皆に迷惑かけて、この活動を続けて本当にいいのかな?とか考えました。自分の価値さえ見いだせなくなってきたけど、やっぱり応援してくださる皆さんが、いつまでも待っているよとかすごく温かい言葉をかけてくださったおかげ。あとはメンバーが優しくて本当に良かった。このメンバーじゃなかったら、ふざけんな!ってなると思うんですよね(笑)」
金澤「いやいやいや(笑)」
宮本「本当にこのメンバーだったからこそ、戻ろうって勇気が出た。戻らなきゃって本気になれた。だから本当にメンバーの皆に感謝。ただやっぱり、なっちゃった最初は本当に落ち込むんですよね。本当に泣き明かすというか(笑)。だけどその後は戻るしかないし、そこで自分にツキがないとか思うのは甘えだと思って頑張れたのは、本当に周りのおかげだなって。恵まれているなって」