ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

ザテレビジョンドラマアカデミー賞ノミネート作品
102回(2019年7月クール)「あなたの番です&あなたの番です -反撃編-」

102回(2019年7月クール)「あなたの番です&あなたの番です -反撃編-」

日本テレビ系 2019年04月14日~2019年09月08日 毎週日夜10:30-11:25

▽主演男優賞受賞:田中圭
年上の妻・菜奈(原田知世)の夫・手塚翔太(てづか・しょうた)役。菜奈が大好きで仕方ないワンコのようなキャラから一転、「反撃編」では復讐に燃える姿に変化。その中でも温かみを残したキャラクターは多くの人に愛された。手塚翔太名義の主題歌「会いたいよ」も話題を呼んだ。「菜奈を愛する男という一貫性で物語をけん引した」と半年間の熱演を評価された。
【田中圭 受賞コメント】
主演男優賞は狙っていたわけではありませんが、願わくば、翔太でこの賞を取りたいと思っていました。冷静に考えると翔太は、底抜けにいい人なのに、本当にひどい目にしか遭っていなくて、僕もとても感情移入していました。皆さんもそうだったのかなと思うと、「翔太、良かったな」と感じます。
撮影中は、2クール放送という挑戦的な作品の現場に、座長としていられることがうれしかったです。その上(原田)知世さんと一緒だったのでとても心強く、プレッシャーはあまり感じませんでした。知世さんはとんでもない癒やしのオーラをまとった人で、一緒にいていつも幸せでした。天然ボケもさく裂させてくださって、本当に、翔太が菜奈ちゃんといるときの「楽しい」とか、「幸せ」とか、「大好き」といった感情を、僕自身も知世さんからいただいていました。後半の相棒だった(横浜)流星は、実際に会うと、とてもしっかりしていて、それでいておっちょこちょいのかわいいところもあって。空手が強い、わんぱくで童心を忘れない、すてきで立派な男でした。お芝居が大好きだというのもしっかり伝わってくるし、撮影中もたくさん遊んでくれたので大好きです(笑)。また一緒にお仕事したり、プライベートでもお付き合いしたりしたいです。
長期間の撮影だったので印象深いシーンは多くありますが、中でも(翔太と菜奈の出会いからプロポーズまでが描かれた)特別編は特に印象深いです。それから、個人的にラスト直前でどーやん(横浜)に首を絞められたことは、今でも根に持っています(笑)。この作品は、自分の中で、代表作としての「おっさんずラブ」(2018年テレビ朝日系)を更新してくれました。常に「新しい作品が代表作です」と言えるように頑張ろうと思っているので、今はまた、『おっさんずラブ-in the sky-』(テレビ朝日系)が代表作です、と言えるようにみんなで頑張ります!

▽助演女優賞受賞:奈緒
翔太(田中圭)と同じマンションの住人で、恋人や妻がいる男性に対し、異常な執着を見せる尾野幹葉(おの・みきは)役。“恋敵”の黒島(西野七瀬)に緑の液体を吹き掛けるなどの怪演が話題に。「狂気的な演技がうま過ぎた」「終わってみれば、最高のミスリード女優」と拍手喝采を浴び、奈緒が大差で1位に。
【奈緒 受賞コメント】
こんな賞をいただいたのは初めてで、びっくりしています。これも、ドラマの反響が大きく、尾野ちゃんという役を視聴者の皆さんに育てていただいたからですね。
このドラマは半年をかけて「殺人者は誰か?」という謎を描きましたが、その中で尾野ちゃんが真犯人を当てられないようにするためのミスリード要員というのは、実は最初から聞いていました。だからこそ、不思議な行動をする尾野ちゃんを思いっきり演じられたと思います。でも、前半で翔太さんに「こういう捨てられ方したきとの私、怖いから」と言う場面は、尾野ちゃんの気持ちになり「翔太さんが悪い!」と思い込んで演じた結果、田中(圭)さんにも「尾野ちゃん、こえーよ」と言われてしまいました(笑)。後半にかけては、当初の予定よりミスリード仲間が減り、皆さんの考察が真犯人に近づくと「ここで私が疑われなければ!」というプレッシャーを感じました。そんなふうに反応を受けながら作っていくのは楽しくもあり大変でもあり…でも、最終的には賞もいただき、作品の役に立てたのかなと思うと、幸せです。

撮影=諸井純二

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