ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

ザテレビジョンドラマアカデミー賞ノミネート作品
101回(2019年4月クール)「わたし、定時で帰ります。」

101回(2019年4月クール)「わたし、定時で帰ります。」

TBS系 2019年04月16日~2019年06月25日 毎週火夜10:00-10:54

▽主演女優賞受賞:吉高由里子
残業ゼロ、定時退社がモットーのアラサーの会社員・東山結衣(ひがしやま・ゆい)役を演じた吉高由里子。仕事はきちんとこなし、プライベートも大事にする結衣の生き方に共感の声が集まった。さらに結衣の恋愛模様も描かれたが、晃太郎(向井理)とのラストシーンでは吉高の演技が「結衣ちゃんかわい過ぎる!」と評判に。
【吉高由里子 受賞コメント】
これまで“賞”にあまり縁がなかったので、うれしいよりビックリの方が大きいです。でもこういう賞をいただくのって自分一人の力だけではなく、やっぱり現場の雰囲気も大きいと思います。そういう意味でも今回はチームワークに救われました。それはキャストだけではなくスタッフみんなですね。
結衣は意外と、空気を読めない自己中心的なキャラクターに見えてしまうところもあるので、最初からテーマとして言われ続けたのは“軽やか”でいること。おせっかいにならない程度に周りに配慮している感じを、押し付けがましくなく出せたらと思って演じていました。結衣は思っていることを口に出してしまうところがあって、視聴者の方にはそこが爽快に映ったのかもしれませんが、私自身もそういう傾向にあって(笑)。あまり、これは言っちゃダメとか悩まないんですよ。そのあたりはちょっと似ているのかもしれませんね。
実はこの現場で、仕事をしたいのに休まなければならないという状況に直面しているスタッフを目の当たりにして、世の中ってすごく不思議だなって思いました。もちろん作品に描かれた、“自分のため、会社のために休む”ことの重大さは分かるんですが、一方で働きたい人が満足いくまで働けない場合もあるんだな…って。いろいろな考え方がある時代だからこそ、結衣みたいなヒロインが生まれたのだと思います。
会社員という職業はこれまではドラマの中の存在で、(自分にとって)身近ではなかったんですよ。でもいろいろな方のお話を聞いたり考えたりすることで、より“仕事”や“会社”というものに興味が湧きました。そして、誰もが正義感を持って仕事に取り組んでいることにも気付かされました。この作品は、結衣だけではなく仕事に対していろいろな考え方を持った人がたくさん登場します。見ている方が、そんなキャラクターに自分を投影して気持ちがスッキリしていたのだったら良かったなと思いました。

撮影=石塚雅人

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