――「古い日記」はすごくエネルギッシュなコラボレーションでした。DAIGOさんとのコラボは初めてですか?
はい、初めてです。楽しみだったし、彼も「すごく緊張はするけど楽しくていい曲ですねー」って言ってくれて。何も打ち合わせしないで練習なし。音合わせ兼カメリハ1回で本番でしたが、すっごく楽しく歌えましたね。DAIGOも言ってくれたんですけど、いい歌なので今歌っても歌詞もリズムも全然違和感ないですね。(DAIGOとのコラボは)すごくいい刺激になりました。お客さんにも楽しさが伝わればいいなと思います。
――「あの鐘を鳴らすのはあなた」も素晴らしかったです。
久々で緊張しました。毎年「BLUE NOTE」でライブをやっておりまして、本当は4月にやるはずがコロナ禍で延期してこの間やったんですが、今の時期だからこそ、「あの鐘を鳴らすのはあなた」っていうのは、人に勇気とか元気を与えられると感じましたね。歌詞の持つ大きさをすごく感じた年でした。
――今年1年を振り返って、漢字1字で表すと?
「密」以外にないと思うんですが…「飯(はん)」。「耐」っていう字にしようかとも思ったんですけど、「耐」っていうのは負けた感じがして嫌なんですよ。「家(ホーム)」とも迷ったんですけど、「飯」は家にいる時間が長かったので、私個人的にご飯を作る機会がすごく多かったんです。だから会話はないけれども、主人とも「この私の仕事でこの時間だったらこんなご飯食べてないな、二人で」っていうことが何回もあったんで、私の中では「飯」の中に家族を感じて。
変な言い方ですけど、ご飯食べられるだけいいなと。ウイルスは誰も責めることができないじゃないですか。世界中での未曾有の出来事ですから、こんな時こそ、家とかご飯が食べられることに感謝して、ひとりひとりが穏やかな心で、自分だけじゃなくて人のことも思いやれるようになって生きていかなきゃだめだなと。穏やかな心を持つ、相手を思いやるというのは大事だと思いますね。
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