2位はドラマ「先生を消す方程式。」(テレビ朝日系)と同時に制作された“フライングドラマ”「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」。こちらも鈴木おさむが脚本を手掛けた。謎の教師・義澤経男(田中圭)と生徒たちの命を懸けたバトルを描いた「先生を消す―」の“最終回後の世界”を舞台に、登場人物たちがちょっとずつ結末を“フライング”して口走っていく、というドラマ史上初のスタイルで放送開始前からおおいに注目を集めた。
義澤の同僚教師・頼田朝日(山田裕貴)の狂気丸出しの“裏の顔”がこれでもかと描かれた「頼田朝日の―」。本作で山田は、毎回20ページに及ぶセリフをたった一人で、しかもカメラを止めることなくワンカットで演じている。
視聴者からは「“フライングドラマ”というコンセプトが新しい!先生を消す方程式がさらに楽しめた!」「頭脳戦といった感じで面白かった」といったドラマとしての面白さに加え、「山田さんのお芝居が本当に凄かったです!」「猟奇的な演技がうまいですね」と、山田の熱演ぶりを評価する声も多かった。
3位は2作品が同率で並んだ。「僕だけが17歳の世界で」は、亡くなったはずの人物が数年後の世界に再び現れることから始まるファンタジー・ラブロマンス。17歳で亡くなってしまった航太(佐野勇斗)と、その幼馴染で25歳に成長した芽衣(飯豊まりえ)。突然の別れに悔いを残した2人が、桜の木の不思議な力で再会を果たす。
アンケートでは「悲しいけどキュンってしたドラマでした」「時が進むのは寂しく、むなしくなることを教えてもらいました」と、すれ違う2人の切ないストーリーに共感する声が集まった。
同じく3位の「17.3 about a sex」は、17歳の女子高生3人が恋にセックスに揺れ動くリアルな心情を描く、ひと夏の青春恋愛物語。男の子を好きになったら、付き合って、キスして、それから…!?初めての日を迎えるときの準備は?痛くないの?そもそもセックスってしなきゃダメ?など、性の悩みを赤裸々に描く。“17.3”とは、初体験の平均年齢だ。
性の問題を真摯に扱った本作には「性の悩みについてドラマを通して学べるのがよかった!自分も抱えていた身近な問題だったし、共感するところが毎回あった」「真剣なテーマを扱っているけど、ドラマ仕立てで観やすく、色んな人に観てもらいたいと心から思った」「若い世代に見てほしい!」など、“ためになった・共感した”という意見が多く集まった。
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