“朝ドラ”こと連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は1週間の振り返り) 第7週「好きになれてよかった」では主人公・千代(杉咲花)が京都の撮影所の大部屋俳優になり、助監督・小暮(若葉竜也)に恋をした。そこになぜか、道頓堀時代、会えば口喧嘩の絶えなかった一平(成田凌)が現れて…。今回は、朝ドラでおなじみ、ヒロインの本命の相手役とは別に存在する初恋の人や恋のライバル的なキャラについて、フリーライターでドラマ・映画などエンタメ作品に関する記事を多数執筆する木俣冬が解説する。(以下、一部ネタバレが含まれます)
「おちょやん」第7週は恋の話。撮影所の大部屋女優として、通行人などの端役を演じるようになった千代だが、恋する娘の演技がうまくできず、実際に恋愛を体験してみることに。
助監督・小暮に「恋人役」を頼んでいると、ちょうどそこへ道頓堀から京都の撮影所にやって来た一平が通りかかり、千代をからかう。小暮の前ではおとなしい千代だが、一平の前では早口でまくし立てる。傍から見たら、一平と千代はお似合い。
「おちょやん」が放送される前から、一平は千代の夫となる人物と紹介されているので、その情報を知っていればよけいに一平と千代のお似合い感は強まる。とはいえ、ドラマのなかでは、少なくとも千代はまだ一平への恋愛感情を意識してはいない。一平のほうには千代への想いが混じっているようだが…。千代は小暮と話せば話すほど彼のことを好きになっていく。確かに憎まれ口ばかりきく一平よりも優しい小暮のほうがすてきに見える。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)