<おちょやん>星田英利“千之助”を笑わせようと奮闘する杉咲花“千代”、星田「僕は壁であり続けたいなと」

2021/02/03 11:45 配信

ドラマ

星田英利演じる千之助は、喜劇界の“アドリブ王”「おちょやん」第17回より (C)NHK

杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)で須賀廼家千之助を演じる星田英利がコメントを寄せた。

同ドラマは、昭和の激動の時代、女優の道に全てをささげ、“大阪のおかあさん”として人気を誇った女優・浪花千栄子をモデルに、その波瀾(はらん)万丈の人生を人情味たっぷりに描く。

喜劇界の“アドリブ王”でもある千之助は、日本で1番面白いのは自分であるとの自負を持っている。とっぴな行動で周囲を振り回す破天荒な男で、千代(杉咲)と一平(成田凌)にとっては、師匠であり、ライバルであり、トラブルメーカーでもある。

2月1日~2月6日(土)放送の第9週「絶対笑かしたる」では、千代が参加する新しい喜劇の一座に、一番実力者である千之助が参加しないことが分かり、不安を覚えた役者たちが次々と辞めると言い出す。そこで千代は千之助を訪ね、一座に参加するよう頼むが、千之助から「自分を笑かしたら、一座に加わる」とむちゃな条件を出され、悪戦苦闘する千代が描かれている。

星田英利コメント


――ご自身の役柄についての印象と、演じる上で楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点を教えてください。

千之助は喜劇界のアドリブ王で、舞台に立つと役が憑依して、止まらなくなる天才です。劇団仲間に対してはもちろん、お客様に対しても愛嬌(あいきょう)を振りまくこともない。自分の舞台や演技に自信があるので、一切こびないという役柄です。

普段の僕は、千之助のように「芸事で結果が出ていれば、周りの評判なんて関係ない。芸が全てだ!」なんていう強気な人間ではありません。でも、芸事を志す人って、みんなこういう存在を目指してるのではないでしょうか?生まれ持った才能がありながらも、実は、陰でしっかりと努力する。決して人に努力している姿を見せることなく、結果のみを周りに見せる。真逆…ですね(笑)。

千之助には迷いがありません。だから、演じている僕の目に迷いがあってはダメなんです。普段の生活でも、ちょっとしたことに対して「千之助やったらどんなふうに振る舞うんだろう?」とか「こんな時、千之助やったらどんな発言をするんだろう?」とか考えて過ごしてます。いつ、どんな時でも僕の中に、千之助を実感しておきたいんですよね。

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