小日向文世が伝説の刑事裁判官、草刈民代は初の“月9”で超エリート最高裁判所判事に<イチケイのカラス>

2021/02/20 06:00 配信

ドラマ

小日向文世、草刈民代が「イチケイのカラス」に出演(C)フジテレビ

竹野内豊が主演を務める、4月スタートの月9ドラマ「イチケイのカラス」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の追加キャストとして、小日向文世草刈民代が発表された。

民放連ドラ初となる刑事裁判官が主人公の同作。竹野内演じる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する刑事裁判官・坂間千鶴(黒木華)、書記官・石倉文太(新田真剣佑)らイチケイメンバーの活躍を描く。

今回、イチケイの部長であり、みちおが師と仰ぐ伝説の刑事裁判官・駒沢義男(こまざわ・よしお)を小日向が、エリート中のエリートの最高裁判所判事・日高亜紀(ひだか・あき)を草刈が演じることが明らかになった。

伝説の刑事裁判官


駒沢は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部の部長。任官してから30年以上ずっと刑事裁判官一筋のベテランであり、いつもニコニコと笑みを絶やさず、ユーモアに満ちた温厚な人物。マイペースなみちおを温かく見守り、時にはみちおに反発する坂間を諭し導いていく。

自身の経験を基に“刑事裁判官の心構え”をまとめた本を自費出版しており、「裁判官人生が変わるから」と、ことあるごとに坂間に売りつけようとするセコい一面も。その目的はスマホゲームに課金するための資金稼ぎであり、イチケイメンバーにとってはおなじみの光景だ。

出世コースに縁がないまま、62歳にしてイチケイの部長止まりである駒沢だが、実は有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判において、30件あまりの無罪判決に関わっている伝説の裁判官。かつてみちおが弁護士バッジを捨てるきっかけとなったある事件の裁判にも深く関わっており、みちおを裁判官の道へ導いた師でもある。

月9ドラマへの出演は「コンフィデンスマンJP」(2018年)以来約3年ぶりとなる小日向。今作への出演にあたり、「刑事裁判官と書記官がメインのドラマは、今までにない新しい試みですし、魅力的な俳優陣がそろっていて面白いです」とメッセージを寄せた。

超エリート最高裁判所判事


一方、日高は最高裁判所判事。最高裁判所長官1人、最高裁判所判事14人の計15人で構成される最高裁判所裁判官において、女性初となる最高裁判所長官のポストに最も近いと言われている超エリートだ。

坂間の司法研修所時代の上席教官であり、同じ長崎県出身の女性裁判官として、何かと坂間のことを気に掛けている。坂間にはいずれ、司法のトップである最高裁事務総局でキャリアを積んでほしいと考えており、事件の処理件数が信じられないほど少ないイチケイを立て直すために坂間を送り込んだ。

そんな日高のことを坂間は尊敬し慕っており、彼女の前ではつい長崎弁が出てしまうほど気を許している。

実はこの日高こそが、みちおが弁護士バッジを捨てるきっかけとなった裁判で裁判長を務めていた人物。長い月日がたった今でもなお、みちおにとって日高は因縁の相手であり、一方、日高にとってもみちおの存在は目障りであり、坂間を使ってみちおに関する情報を収集しようとするなど警戒心を抱いている。

草刈がフジテレビの連続ドラマに出演するのは、「外交官・黒田康作」(2011年)以来10年ぶり、月9ドラマには初出演となる。今作への出演にあたり、草刈は「イチケイの個性豊かな裁判官とはまた違うタイプの裁判官の姿をお見せできればいいなと、思っています」とコメントした。