――白洲次郎役のオファーを受けたときのお気持ちは?
まさか、自分が白洲次郎さんを演じることになるとは思ってもいませんでした。みんなが憧れる日本のヒーローでもあるので…。この作品に描かれているのは白洲次郎さんの一部分ではありますが、撮影に入る前には白洲さんについて書かれた文献や映像に触れたり、白洲邸の“武相荘”を訪ねたりと準備をしました。
――広瀬すずさんとはNHK連続テレビ小説「なつぞら」(2019年)以来ですが、今回の共演はいかがでしたか?
勝手ながら僕はもうすずちゃんの父親だと思っているので(笑)、久々に再会できてすごくうれしかったですね。一緒のシーンはほとんどなかったので、この作品の中ですずちゃんがどんなお芝居を見せてくれるのか、一視聴者として楽しみにしています。
――対立する役柄・松木静男を演じた吉岡秀隆さんの印象は?
今回は吉岡さんと2人のシーンがほとんどで、しかも敵対する者同士という役柄でした。吉岡さんとは今から約20年前にご一緒して(※「喪服のランデヴー」2000年、NHK総合)以来だったのですが、今回久しぶりにお会いしたときに、お互いに「お久しぶりです! あのときは…」という話題になりました。松木と白洲は敵対する間柄でありながら、どこかで通じあうところがないと演じられないかなと思っていたので、その会話で早くも手応えを感じました。
――ご自身のお気に入りシーンや、注目してほしいシーンを教えてください。
とにかく監督の撮影のテンポが速くて、1回もモニターチェックをしていないのでどんな風に映っているのか分からないのですが(笑)、松木は松木なりの思いや正義があり、白洲も同じように日本に対する思いや正義を持っていると思って演じました。それがうまく映っているといいなと思います。
――視聴者の皆さまへメッセージをお願いいたします。
小鞠をはじめとするみんなが数々の困難にも元気やユーモアを失わずに立ち向かっていく姿を、今だからこそ皆さんに見ていただきたいですね。元気や勇気をもらえる作品になっていると思うのでぜひご覧ください。
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