<俺の家の話>磯山晶CPがドラマを、そして長瀬智也を振り返る「50歳の長瀬くんも、60歳の長瀬くんも見たい」

2021/03/24 16:19 配信

ドラマ インタビュー

磯山晶CPが「俺の家の話」の“これまで”と“これから”を明かす!(C)TBS

長瀬くんが急に一点を見つめてじーっとしている時


――磯山さんは長瀬さんと長くお仕事をされてきましたが、改めて今作の現場で見る長瀬さんの姿はどのように写っていますか?

長瀬くんは自分の役に対して行う準備がとても早く、体作りの仕上がりも完成度が高くて、とても感動していました。撮影が始まってからは、毎回、脚本に書いてあることをさらに面白くする努力を長瀬くんが本当にギリギリまで考えていて、いろいろなアイデアを自分の体を使って表現してくれています。今回、「長瀬さんと宮藤さんの相性がばっちり」と、よく言われるのですが、私も本当にそう思います。

――長瀬さんが具体的に提案されたことがありましたら教えてください。

第5話で寿一が、羽衣の謡いを稽古場で練習しながら、だんだん顔が怪士(あやかし)の顔になっていくというシーンや、第7話のオープニングでさくらに「私のプロポーズに応えてない」と言われて、「好き」って言われたことを思い出した後、回想戻りの顔を怪士の顔にするといったアイデアは、長瀬くんの提案ですね。

他にもたくさんあるんですけど、本当にちょっとした表情までアイデアを出してくれています。長瀬くんが急に一点を見つめてじーっとしている時は、どうしたら良くなるかを考えている時なんです。

――長瀬さんとのやり取りで印象に残っていることはありますか?

寿一がマスクで涙を拭うカットは本番で急に長瀬くんがやったんですけど、そこがとても素晴らしくて、「あれは撮影前からやろうと思っていたの?それとも咄嗟に思いついたの?」と尋ねたんです。

そうしたら、「もしかしたら、そういうことも出来るかな?って思ったけど、練習したわけじゃなくて、ちょうどいい感じに涙が出たからやってみた」って言ってました。