――磯山さんが撮影現場で見た印象に残っているエピソードはありますか?
長瀬くんがとにかくみんなに「おいしいお肉を食べさせたい!」ということで、行きつけのステーキハウスの店長さんが、緑山スタジオまでステーキを焼きに来たくださって、超絶においしいお肉を食べられたことですね(笑)。
あと、演者の皆さんは前室で全然セリフ合わせとかをしないんですけど、本番でセット入って撮影が始まると、ものすごくちゃんと出来るんです。大人数で撮影をしているので、誰かがNGを出すとすごく大変だし、誰もが「間違えたくない、俺が止めたくない」っていうプレッシャーがすごくあって、とてもいい緊張がありますね。
でも、誰かがくだらないことを言って、笑ったりすることもあって、皆さんすごく楽しんでやってくださっていて、「この現場に入れて良かったな」っていう雰囲気があって嬉しいです。
――磯山さんご自身にとって今作はどのような作品になりましたか?
長瀬くんがジャニーズ事務所を退所する前の最後の作品ということで、すごく責任を感じていて、「こんなんで終わりかよ」って言われてはいけないと思っていたので、ものすごい責任感を持って取り組みましたし、宮藤さんともそのように話していました。
長瀬くんが今後どのような活動をしていくのかは分からないのですが、現時点での最高傑作にはしたいなって思っています。でも、ドラマを作ってみると、やっぱり50歳の長瀬くんも、60歳の長瀬くんも見たいので、これはこれでいい仕事ができて良かったな、という思いですね。
――最終回を楽しみにしている視聴者に向けたメッセージをお願いします。
観山寿一という人がどういう人で、25年ぶりに家に帰ってきて親の介護をして、観山家にとってどういう役割を果たしているのかというのがハッキリします。彼の生きざまが、見ている人にとって良いものになるといいなと思っています。最終回は、あらすじなどの前情報を見ずに、気持ちをまっさらにして見て欲しいです!
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