<おちょやん>“クズ父”役で注目のトータス松本、公式サイトで本音「自分でも首をかしげながら演じてたけど…」

2021/03/16 11:35 配信

ドラマ

「おちょやん」第73回より(C)NHK

第15週を撮影していた当時を「テルヲが憑依(ひょうい)していたから」「最初の頃は首をひねりながら台本を読み進めてたのに、(第15週の撮影当時は)何の違和感もなくなってたね」と振り返ったトータス。

第71回で、テルヲはシズ(篠原涼子)に対し「もうすぐ死ぬさけ、しゃあない今までのことは許したるて…そねなことではあかんねん」と複雑な思いを口にしたが、この時のテルヲの思いを「千代が笑って『お父ちゃん!』って言ってくれたらOKくらいな感じなんじゃないのかな…。それを目指して会いに来たんじゃないのかな」と代弁した。

そして、ルリ子や香里、みつえたちに頭を下げてまわった第72回については、「あれだけのひどいことをして、ちまたでくず呼ばわりされてるテルヲやけど(笑)、自分でも首をかしげながら演じてきたけど、いざ千代のことを頼んでまわってると、『よろしゅう頼んます』だけでウワァ~ッと泣きそうになるんよね」と素直な思いを打ち明けた。

身勝手な行動ばかりのテルヲだけれど、千代のことを思ってあふれさせる涙は本物だ。テルヲの“最低”と“憎めない”の絶妙な塩梅は、演じるトータス松本の素直な感情表現のたまものなのだろう。

第73回は3月17日(水)に放送する。

千代には、いいお母ちゃんになって幸せになってほしいと本気で願うテルヲは、女優を辞めさせるため、鶴亀株式会社の社長、大山鶴蔵(中村鴈治郎)のもとへ向かう。さらに、千之助(星田英利)のいる居酒屋・水月を再び訪ねる。

一方、鶴亀家庭劇の評判を聞きつけて東京の演劇雑誌から取材依頼が舞い込み、熊田(西川忠志)や劇団員たちは喜びに沸く。

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