「刑事の勘だ!」というせりふはよく刑事ドラマで聞くが、記者にも「記者の勘」が存在する。そして、その記者の勘は、企画段階からすでに「桜の塔は面白い!」と私に伝えていた。
今回も有難いことに広報さんから試写室の話をいただき、事前に視聴。全部見終わって、すぐに広報さんへ長文の感想メールを送り付けそうになったのはここだけの話である。
予告動画でも、漣が「悪魔に魂を売らなければ本当の間違いを正せない」と言っているように、本当に魂を売っていた。漣のしていることが正義なのかと聞かれると私には判断できなかった。
それでも漣が悪魔に魂を売ってでも成し遂げたいこという思いを持ったきっかけを知ってしまってからは胸が締め付けられつつ、どこまで漣が自分の感情をコントロールして魂を売り続けるのかが気になったし、「裏切り」の連続に手汗が止まらない。
また、上司・千堂や千堂の娘・優愛(仲里依紗)に対応する時のスマートさ。同じ人物だとは思えないほどの変わりぶりに何度も拍手を送った。特に漣が初対面の優愛に大人の男性らしい対応するシーンでは刑事ドラマだということを忘れて思わずにやにやしてしまった。
私もコロッと漣に騙されたシーンでもあり、優愛も漣に執着することになるきっかけのシーン。漣のスマートさと優愛のかわいらしい反応にぜひ注目していただきたい。
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