「桜の塔」玉木宏主演の“野望”と“正義”が入り乱れる究極の人間ドラマが開幕!<試写室>
ただの漣に戻してくれる幼なじみの存在
一方で、“権力”と“警視総監の座”を手に入れるため、あらゆる手段を駆使して野望の階段を駆け上がっていくために「悪魔に魂を売った」漣をただの漣にしてしまう瞬間がいくどかある。そのきっかけを作り出していたのは漣の幼なじみである爽の存在だった。
爽は漣の立場をものともせず、漣に正面からぶつかっていく。そんな爽がいるだけで漣はただの漣としての顔をのぞかせていたように思う。「お前に俺の何が分かるんだ」と言い、爽を背負い投げするシーンでは「えー!」と声を上げたが、幼なじみの爽にだからこそ見せる漣の険しい表情や横暴な態度なのだなと思い納得できた。第1話以降でも2人の関係に着目していきたい。
また、今回、豪華キャストの出演が発表され、放送前から話題を呼んでいた。特に声優・関智一の出演には多くのファンが沸いたように思う。
そんな関が「あんたが自分なら上を説得できるっていったからここまで待ったんじゃねーか!」と怒鳴るシーンがある。いい声でなおかつ感情をあらわにする関演じる警視庁刑事部捜査一課長・牧園隆文が各場面でいい味を出しながら物語を盛り上げている。(牧園が格好よすぎる件については某アニメのキャラクターを思い出したのでまた別の機会でぜひ熱く話したい…)
この他にも個性豊かなキャラクターやストーリー、音楽と挙げればきりがないほどに魅力や面白さがギュッとが詰まっている「桜の塔」。そんな同ドラマを目をそらすことなく楽しんでほしい。
2021年4月15日(木)スタート
毎週木曜夜9:00-9:54※初回は夜9:00‐10:04
テレビ朝日系にて放送
【スタッフ】
(脚本)武藤将吾
(エグゼクティブプロデューサー)内山 聖子(テレビ朝日)
(プロデューサー)中川 慎子(テレビ朝日)、中沢晋(オフィスクレッシェンド)
(演出)田村直己(テレビ朝日)、星野 和成、片山修(テレビ朝日)
(制作協力)オフィスクレッシェンド
(制作著作)テレビ朝日
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