――撮影中、朝ドラならではだと感じたことはありますか?
朝ドラは撮影期間が長いので、キャストの皆さん、スタッフの皆さんともとても仲良くなることができました。撮影中もわいわいとにぎやかで、笑顔が絶えなくて、家族のような雰囲気で撮影が進んでいます。
――清原さんと姉妹役を演じられてみていかがですか?
撮影が始まり7カ月くらい一緒にお芝居させていただいていますが、私にないものをたくさん持っていて、それを間近で見ることができるのは、とても勉強になります。果耶ちゃんに対する憧れ、尊敬が百音に対する未知の思いにも似ていて、そこはつながっているのかなと思います。
果耶ちゃんは、歳は近いのですが、お姉ちゃん感があって、普段は甘えさせてもらっています(笑)。
――第20回で未知が百音に「お姉ちゃん、津波、見てないもんね」と言うシーンが描かれました。蒔田さんは、当時の未知の気持ちをどう捉えていますか?
百音があの日気仙沼にいなかったことは偶然なので、未知は百音が悪いと思っているわけではないと思います。でも他に当たるところがなくて近くにいる百音に当たってしまうのかなと。相手が果耶ちゃんだからこそ、その時から生まれた百音と未知の微妙な距離感を表すことができていると思います。
――今後百音と未知の関係はどうなっていくのでしょうか?
お互いがお互いを大好きな気持ちは今でも変わらずにあります。最終的に変なわだかまりもなくなって、お互いがお互いを素直に思いあえる関係に戻ることができるよう願っています。
――第4週「みーちゃんとカキ」ではカキ養殖への思いがあふれるからこそ、藤竜也さん演じる祖父・龍己と言い合いになるシーンもありましたが、あの時どんなことを考えながら演じましたか?
とにかく未知は海のことが大好きで、自分がどうにかしなければと焦っているところもあって。そんな未知の気持ちにきちんと寄り添って演じようと思いました。
初めておじいちゃんとぶつかり合うシーンだったので、撮影中は藤さんのお芝居に圧倒されました。また、(父・耕治役の)内野聖陽さんが台詞の言い方についてアドバイスをしてくださり、私自身もここは未知として負けてはだめだと思って頑張って演じました。
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