中村勘九郎主演で、ドラマ「忠臣蔵狂詩曲 No.5 中村仲蔵 出世階段」(NHK BSプレミアムほか)が12月に放送することが発表された(前編・後編の全2回)。同作は、江戸時代の伝説の歌舞伎役者・初代中村仲蔵が主人公の落語や講談で人気の下剋上物語「中村仲蔵」を、国民的人気を誇る「忠臣蔵」を軸にドラマ化。厳しい階級制度で縛られた当時の歌舞伎界で、貧困やいじめに苦しみながらも、血の滲むような努力と才智でスターの座をつかんだ仲蔵(勘九郎)の姿を描く。
勘九郎は「初代勘三郎が興した中村座に出演し、中村座を救った人でもあるので、その役を演じられることに不思議な縁を感じます」と出演への喜びを語った。
また、今作では江戸の芝居小屋を巨大セットで再現。勘九郎は「今回とても素晴らしい芝居小屋のセットに足を踏み入れ、思わず泣きました。持って帰りたい!」と語った。
さらに、仲蔵の妻を上白石萌音、謎の侍を藤原竜也、狂言作者・金井三笑を段田安則、仲蔵の才能を見抜いて抜擢をする当時の大スター・四代目市川團十郎(二代目 松本幸四郎)を市村正親が演じる他、中村七之助、谷原章介、若村麻由美、尾上松也、大東駿介、髙嶋政宏、藤原竜也、名取裕子、笹野高史、石橋蓮司、吉田鋼太郎らが出演する。
上白石は「お岸は、こんな女房が家で待っていたら愉しいだろうな、というような女性です。三味線と唄で仲蔵さんを癒やし、励まし、勇気づけられるよう、朗らかに務めたいと思います」とコメントを寄せた。
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