ドラマ好きが評価した「大豆田とわ子と三人の元夫」の魅力を再考察

2021/11/03 10:00 配信

ドラマ コラム

「大豆田とわ子と三人の元夫」Blu-ray&DVDが11月5日(金)に発売!(C)2021カンテレ

2021年4月期に放送された松たか子主演、坂元裕二脚本のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系)。ドラマの約80分のロングメーキング集や、「大豆田とわ子と三人の元夫×脚本・坂元裕二 座談会」と銘打った裏話満載の座談会や対談など、合計約3時間の特典映像が付いたBlu-ray&DVD-BOXが11月5日(金)に発売される。そんな本作品の見どころをあらためて分析する。

放送が始まると、3回離婚しているとわ子(松たか子)のお茶目かつ日々を懸命に生きる姿や、松田龍平角田晃広岡田将生演じる3人の元夫たちのどことなくキュートでほっとけない人間像、坂元脚本の醍醐味とも言える“生活の中で何気なく語られる雑談”の深みなどにハマっていく視聴者が続出。ドラマ好きに評価され、「第108回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」では、主演女優賞ほか5部門を受賞し、多くの“まめ夫”ファンを生んだ。


主演、脚本、監督、ドラマソング、ナレーションで受賞!


今作は、3回結婚して3回離婚した“バツ3・子持ちの社長”大豆田とわ子(松)が、“元夫”たちに振り回されながら日々奮闘する姿を描いた“ロマンティックコメディー”。

1番目の元夫でレストランオーナー兼ギャルソンの田中八作(はっさく)を松田龍平、2番目の元夫でファッションカメラマンの佐藤鹿太郎(かたろう)を角田晃広、3番目の元夫で弁護士の中村慎森(しんしん)を岡田将生が演じた。とわ子の親友・かごめ(市川実日子)や、4番目の夫候補に浮上する小鳥遊(オダギリジョー)、とわ子と八作の娘・唄(豊嶋花)ら、どのキャストも忘れられない印象を心に残す作品だった。

ドラマ好きの視聴者が納得の出来栄えだったことは、先述した「第108回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」5冠という結果にもなっている。主演女優賞は松たか子、脚本賞は坂元裕二、監督賞には中江和仁監督、池田千尋監督、瀧悠輔監督が輝いた。さらに、STUTS & 松たか子 with 3exesとして出演者たちが歌唱に参加した「Presence」がドラマソング賞、ナレーションを担当した伊藤沙莉がザテレビジョン特別賞を受賞し、名実ともに話題の作品であったことが分かる。


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