いよいよ4月3日(月)よりスタートする、有村架純主演の連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。1960年代、高度経済成長期真っただ中の日本を舞台に、集団就職のため上京して来た農家出身の少女・谷田部みね子(有村)が、社会の荒波にもまれながら成長していく姿を描く。
脚本を希代のヒットメーカー・岡田惠和が手掛け、「本当に私でいいのかな?」と恐縮気味のヒロイン・有村の脇を固めるキャストとして、みね子の父・谷田部実を沢村一樹が演じ、母・美代子役を木村佳乃、祖父・茂役を古谷一行、叔父・小祝宗男役を峯田和伸が務める。
ザテレビジョンでは、「ひよっこ通信」と題して全156回にわたる「ひよっこ」のストーリーを毎週全話紹介する連載をスタート。初回は第1週の第1~6回までのあらすじを予習する。
また、あらすじ紹介だけでなく、東北出身の現場“ひよっこ記者”が入手した裏ネタやキャストのこぼれ話なども紹介していく予定なので、毎週チキンと…いえ、キチンと記事をチェックしてけろ。
東京がオリンピックで湧く1964年秋。高校3年生のみね子(有村)は、茨城県北西部の奥茨城村で、のびのびと朗らかに暮らしていた。父・実(沢村)は借金を返すため東京に出稼ぎに出ており、明るくおしゃべりな母・美代子(木村)、無口な祖父・茂(古谷)、そして妹と弟の家族5人で農業をして生活している。
ある日、みね子の妹・ちよ子(宮原和)と弟・進(高橋來)が落ち込んだ様子で帰ってきて…。
幼なじみ・時子(佐久間由衣)の就職先決定を待つみね子と、三男(泉澤祐希)。時子は女優になるため、三男はズバリ三男坊で家を出て行くため、卒業後は東京で働く予定だが、みね子は茨城で農業をして暮らしていこうと思っていた。
時子の就職先がラジオ工場に決まり、うれしい半面寂しくもなるみね子。そんな時、東京の工事現場での事故が発生したというニュースが流れてくる。実の現場なのでは、と美代子は不安になる。
服装も髪形も一風変わったみね子の叔父・宗男は、兄である実がいない谷田部家の様子を時々見に来る。宗男は父が出稼ぎに行き、親友も行ってしまう東京を嫌いになるなと、みね子に優しく語りかける。
戦争を経験した宗男は、常に笑って生きると決めたのだという。一方、実は家族への土産物を胸に故郷への思いをはせていた。そして、いよいよ実が帰って来る日が訪れる。
鈴子(宮本信子)に誘われ、洋食店「すずふり亭」に入る実。緊張の中、手ごろなハヤシライスを頼み、料理長の省吾(佐々木蔵之介)たちは手際よく調理を始める。鈴子は、実が建築現場で働いてきたことを聞き、東京の街を作ってきた自分を誇りに思ってほしいと語り掛ける。
実は東京に来て初めて心を開いて話せたと感動するのだった。「おいしかった」と店を出る実に、鈴子は「東京を嫌いにならないで」とあるものを手渡す。
帰郷した実が東京で買ってきた靴をうれしそうに眺めるみね子は、「もったいないから」とすぐには履かず、卒業式の日まで大切にしまっておくことにする。久しぶりに家族がそろった食事の席はにぎやかで、土産のポークカツサンドの味に驚く。
妹たちが寝静まった後、眠れないみね子は実たちの会話を聞いてしまう。それに気付いた実は、「もう大人だから会話に入れ」とみね子を土間に呼び、谷田部家の家計の話を始める。
宗男や時子たちも参加し、いよいよ谷田部家の稲刈りが始まる。就職のことで時子が母・君子(羽田美智子)とけんかをしたり、思いを込めて稲を刈る実の東京話を聞いたり、時子のことで三男が宗男にからかわれたり、乙女たちが歌ったりしながらも稲刈りは進んでいく。
その姿を眺めながら、この楽しい時間がずっと続いてほしいとみね子は願うのだが…。
昨年11月にクランクインした本作。稲刈りのシーンは、9月末から10月頭まで先行ロケで撮影された。そのおかげでクランクイン直後にはチームワークもバッチリだったとか。
有村は「実際の場所に来て空気を感じると気持ちも開放的になるし、体の中からみね子のパワーが増えていっているような気がしています」とロケ後、笑顔を見せていたっぺよ。
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