<最愛>新井順子Pがキャスト陣の見せる“生々しい芝居”の魅力を語る「(松下洸平は)婿にしたいNo.1の表情」【インタビュー】

2021/10/21 18:00 配信

ドラマ インタビュー

「最愛」第2話より(C)TBS

「推理しやすいように作りました」


――ストーリーの中で過去と現在で15年の時間を空けた理由を教えてください。

最初に考えたのが、初恋だった人と再会したときに刑事と容疑者だったら嫌だなと思ったんです。

そして、再会するためには何年か前に学生時代が必要だと思い、15年空けようと思ったのがはじまりです。そして、昔の事件と今の事件が交錯していくっていう複雑なストーリーにラブストーリーの要素を多めにして、殺人がなぜ起きていくのか、失踪がなぜ起きたのかっていうのを推理しやすいように作りました。

今回は何でもかんでも説明するのはやめようと思いながら台本を作っているんです。説明って大事なんですが、心情が動かない。 “考えながら見ようぜ!”みたいな。なるべく説明は省きながら進めています。

「最愛」第2話より(C)TBS


――主題歌の発表の際に「夢が叶った」とありましたが、元々宇多田ヒカルさんに書いていただきたいという希望があったのですか?

そうなんです、しつこくオファーしていました(笑)。なかなかタイミングが合わなかったのですが、今回はものすごく早いタイミングからオファーをしていて。

絶対に合うと確信していたんです。なぜなら企画書を書く時に宇多田さんの「SAKURAドロップス」を流しながら書いていたので、主題歌は宇多田さんしかいないと思いながら進めていました。

――宇多田さんが手掛ける主題歌「君に夢中」を初めて聞いた時はいかがでしたか?

初めて出来上がった曲を聞いた時は「すごいな」って思いましたね。「さすが、宇多田ヒカル」って呼び捨てにしちゃうくらい! とにかくカッコイイですね。

一方で劇中に流すのが少し難しいなって思いました、構成が少し複雑なんです。でも1話は2人(梨央と大輝)の切ないラブの部分にうまくかかっているので、ハマったなという感触はあります。「最愛」らしいラブストーリーの味わいになったかなと。

「最愛」第1話より(C)TBS


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