いよいよ最終週に突入した連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。10月25日放送の第116回では、菅波先生(坂口健太郎)の誠実なメッセージが視聴者、そして亮(永瀬廉)の心を打った。(以下、ネタバレがあります)
25日からは最終週「あなたが思う未来へ」(10/25-10/29)を放送中。116回では、菅波がついに百音(清原)の両親にあいさつするため気仙沼を訪れた。菅波はその後、居合わせた亮と一緒に百音のコミュニティーラジオの仕事が終わるのを待つことに。
実家へのあいさつについて亮に冷やかされ、「あまり煽らないでください。ただでさえ緊張して吐きそうなので…」と気弱な顔を見せた菅波。115回で口走った「19対5か…圧倒的に分が悪いな」の言葉の真意も打ち明けた。
「19対5っていうのは、年数の比です。彼女のこれまでの人生24年のうち、島であなた方と過ごしてきた年数と、僕と出会ってからの年数」という菅波。亮が「いや、でもそれは…」と百音との関係を釈明しようとすると、菅波はこともなげに「ええ。そんなことで揺らぐほど、自信がないわけじゃない」。これには亮も「すげえな」と思わず感嘆の声を上げた。
心から誰かを大事に思うこと。それこそが、震災後の亮ができなくなっていたことだった。「そんなに大事だと、怖くなりませんか?そんなに大事な人も、いつか、なくすかもしれない」
素直な思いを口にした亮に、菅波が誠実に答えた。「怖いですよ」「未来に対して、僕らは無力です。でもだから、せめて今、目の前にいるその人を最大限、大事にするほかに、恐怖に立ち向かうすべはない」。亮はただ静かに、噛みしめるようにその言葉に耳を傾けていた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)