吉高由里子が主演を務める金曜ドラマ「最愛」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)に俳優の高橋文哉が出演中。ドラマ放送開始当初、高橋の役名は「情報屋」と表記されており、謎の多いキャラクターだった。しかし、11月5日に放送された第4話でその正体が梨央(吉高)の弟・優であることが判明し、SNSでも大きな反響が集まった。このほど高橋にインタビューを実施。物語のキーパーソンを演じている高橋に、吉高ら共演者の印象や、大きな反響を呼んだ“再会”シーンの舞台裏、そして実の兄弟との関係性などについて語ってもらった。
同作は、金曜ドラマ「アンナチュラル」(2018年)や「MIU404」(2020年)を生み出してきたプロデューサー・新井順子氏と演出・塚原あゆ子氏、そして2人とは金曜ドラマ「夜行観覧車」(2013年)、「リバース」(2017年、4作全てTBS系)でタッグを組んだ脚本家の奥寺佐渡子氏と清水友佳子氏が手掛ける完全オリジナルドラマ。
殺人事件の重要参考人となった実業家・梨央(吉高)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・大輝(松下洸平)、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬(井浦新)の3人を中心に、15年前の失踪事件から現在の連続殺人事件へとつながる謎に迫るサスペンスラブストーリーだ。
高橋は梨央の弟で、幼いときの事故が原因で記憶障害があり、興奮すると記憶の一部を失ってしまう“情報屋”朝宮優を演じている。
――新井プロデューサーと塚原監督とは4月期ドラマ「着飾る恋には理由があって」(TBS系)以来、約半年ぶりの再会ですね。お二人の現場の雰囲気はいかがですか?
お二人だけでなく、撮影チームや照明チームの方々も「着飾る恋には理由があって」の時と一緒なので、安心感があります。
お二人の現場はカメラが回っていないときはすごく和気あいあいとした雰囲気なんですが、カメラが回った瞬間に“パチーン”って現場にいらっしゃる皆さんのスイッチが切り替わるんです。今回の現場でもお芝居をしやすい環境をつくってくださるのでありがたいなと思います。
――今まで撮影してきた中で、新井さんや塚原監督と特に話し合いながら作り上げたシーンはどの場面でしょうか?
4話のラストで姉ちゃん(梨央)と久しぶりに会うシーンです。優が今までどんな気持ちでここまで歩んできて、そしてどんな気持ちで姉ちゃんと話しているかということをしっかり練ってから挑みました。
何より物語の中ですごく大事なせりふを自分が言うということもあり、すごくドキドキして。姉ちゃんに会えたうれしさや、自分のしたことへの罪悪感とか色んな感情が込み上がってくる瞬間でした。
撮影の合間も塚原監督とは色んな感情が混在する中で何を大切にすべきかということをせりふごとに話し合いました。何を姉ちゃんに何を伝えたくて、何を隠したいか、というのを優の中ではっきりした方がシーンとして成り立つと思ったので、自分の中でしっかりと考えながら演じました。
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