最悪に近い状態での篤斗との再会。しかし、凌介にとってさらに壮絶になりそうな予兆も明らかになった。
凌介に接触しようとしていた充(前野朋哉)を土に埋めようとしていた女の存在だ。充はその前に警察に行き、第1話で凌介の元に届いた冷凍遺体の少年を確認してハッとした表情を見せていた。「まだ償えるよ」と訴える充に、「邪魔しないで」と女は言ってから金属バットで充の頭をなぐりつけた。そして、「あと1人…」とつぶやいたのだった。
その女を演じていたのは香里奈。これまで凌介の会社にひんぱんにクレームの電話をかけてくる通称・バタコさんこと、木幡由実の声が香里奈ではないかという考察が視聴者の間で上がっていて、当たっていたことになる。
放送後に公式サイトの相関図をチェックすると、「凌介に恨みを持っているようで」と説明がされていた。お人好しさ加減がかなりのものである凌介が恨みを買うことがあるとは思えないが、果たしてバタコさんが真犯人なのか。
凌介の家族の失踪事件が、ここにきてシリアスさを極めた。視聴者からは「全然分からない」「謎は深まるばかり」と、戸惑いの声も寄せられている。
次回、12月19日(日)に放送される第10話が第1部の最終回となる。氷漬けにされた篤斗はすぐに病院に運ばれるが、低体温症を起こしたうえ、睡眠薬を大量に飲まされており、危険な状態だった。そんななか、凌介は刑事の阿久津(渋川清彦)と落合(吉田健悟)から、真帆と林の関係が続いていた可能性があると聞かされショックを受ける。
(文=ザテレビジョンドラマ部)
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