人生の悲哀をこぼれる涙で表現した、佐々木蔵之介の名演技に魅せられた第9話<ミステリと言う勿れ>

2022/03/08 11:32 配信

ドラマ レビュー

「ミステリと言う勿れ」第9話より(C) 田村由美/小学館(C)フジテレビジョン

謎の女性を演じる門脇も名演技を見せた


また、佐々木の名演技に続いて、ラストでは門脇麦の演技が視聴者を驚かせた。

整が病院で出会ったライカという女性を演じている門脇。ライカは「自省録」という本を丸暗記しており、それを暗号として使っている謎めいた女性だ。そして春になるころには自分はいないという発言もしている。

そんなライカが倒れ、駆け付けた看護師は彼女を「千夜子さん」と呼んだ。目を覚ましたときには顔つきも言葉遣いも声のトーンもまったく異なり、“千夜子”と思われる女性だった。

SNSには「めちゃくちゃ別人だった 門脇さんすごい」「鳥肌立った~」といった声が上がった。

次回、3月14日(月)放送の第10話は、ライカが整と初詣に出かけるエピソードが描かれる。予告ではライカが整に「これでお別れだ」と言う場面があり、“ライカ”と“千夜子”の真相が分かりそうだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部