100年にわたる女性たち3世代の人生を描く連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。3月18日放送の第97回では、るい(深津絵里)の父・稔(松村北斗)が在りし日の姿で登場。しみじみとした感動が広がった。(以下、ネタバレがあります)
「カムカムエヴリバディ」は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインのバトンを繋いでいく異例スタイルの朝ドラ。第20週「1993-1994」は安子(上白石)とその娘・るい(深津)にまつわる過去が解き明かされる展開となっている。
第97回では、50回目の終戦記念日を迎えた人々の様子が描かれた。るいと錠一郎(オダギリジョー)は、定一(世良公則)の息子・健一(世良=2役)が営むジャズ喫茶「ディッパーマウス・ブルース」で安子(上白石)と稔の面影に触れ、その後、安子と稔の思い出が詰まった神社に立ち寄った。
時刻はちょうど正午。49年前、玉音放送が始まった時刻だ。サイレンが鳴る中、神社に手を合わせ、顔をあげたるいの隣に、軍服姿の稔が立っていた。
「お父さん、ですか?」。少女の顔に戻って呼びかけたるい。稔は「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも、自由に聴ける。自由に演奏できる。るい、お前はそんな世界を生きとるよ」と、柔らかく微笑んだ。
回想ではなく、視聴者も初めて見る稔の姿。変わらぬ穏やかな表情に、視聴者からは感動の声があふれた。
「稔さん…!」「稔さんの『そんな世界を生きとるよ』で涙腺崩壊…」「稔さんは、ずっとるいを見守ってくれてたんだね」「稔さん、るいに会えてよかった」「稔さんにやっと『おかえり』が言えた…ありがとうカムカム」「稔さん、尊いまでに美しい」といった声が上がり、放送後のTwitterではトレンド1位に「#カムカムエヴリバディ」、2位に「稔さん」がランクイン。Yahoo!検索ランキングでは「稔さん」が1位に躍り出る大反響となった。
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