森田望智「お芝居って本物なんだ」役として生きる感覚を掴んだ“ターニングポイント”を語る

2022/03/25 07:00 配信

ドラマ インタビュー 独占

「妻、小学生になる。」に出演中の森田望智 撮影:阿部岳人

堤真一が主演を務める金曜ドラマ「妻、小学生になる。」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)に森田望智が出演中。同作では、主人公・圭介(堤)の年下上司・守屋好美を演じており、しっかり者でありながら、時折見せるかわいらしい表情に注目が集まっている。WEBザテレビジョンでは、森田にインタビューを実施。Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」の黒木香役を筆頭に、存在感のある演技を披露してきた森田に、守屋を演じる上でのこだわりや、堤とのテンポのいい掛け合いの裏側、そして10年の芸能活動を振り返り、芝居の意識を変えた “ターニングポイント”について語ってもらった。

同ドラマの原作は、「週刊漫画TIMES」(芳文社)に連載中の村田椰融(むらた・やゆう)による同名漫画で、累計発行部数(紙+電子)が130万部を超える作品。

10年前に愛する妻・貴恵(石田ゆり子)を失った圭介(堤)が、生まれ変わって10歳の小学生・万理華(毎田暖乃)になっていた妻と再会。 圭介と一人娘の麻衣(蒔田彩珠)はそんな妻(母)の姿に戸惑いながらも、10年ぶりに彼女に尻をたたかれ、叱咤(しった)激励され「生きること」に再び向き合おうとするストーリーだ。

想定外の反応に驚き「 “かわいい”と言われるのは意外でした」


――守屋は感情がストレートに顔に出てしまう“愛らしいキャラクター”ですが、ここまで演じてみていかがですか?

今までは、自分でイメージしていた印象で(視聴者に)受け取られることの方が多かったのですが、今回、守屋が「かわいい」と言われるのは意外でした。正直意識していなかったので、人が恋をする姿はすごくかわいらしいものかもしれないなと思いました。

――演じる上でどういった部分を意識しているのでしょうか?

最初に監督から「柔らかい雰囲気でいてほしい」と言われたので、意識するようにしています。あと、私の同年代の友達がまさに社会に出て働いていていることもあり、他の癖のある役よりも等身大で身近にいるような役だなと感じていて。だからこそ、より“リアルにしなくては”と思い、周りに見た目のことや、気を付けていることを聞いてみたりしました。

――見た目にもこだわりが詰まっているのですね。

そうですね。でも、これは後から気付いたことなんですけど、守屋は隙のないキャラクターというか、髪の毛を整えて、ネイルも、化粧もして“しっかりしなきゃ!”と思っている部分がある気がしていて。彼女は「しっかり者ではないけれど、しっかりしてしまう」子なので、こういった意識もキャラクターの根本の部分に繋がっていくんだと思いました。