松山ケンイチ、“家臣団の嫌われ者”役で大河ドラマに出演「一緒にやらせていただくことがうれしいです」<どうする家康>

2022/06/30 13:29 配信

ドラマ 速報

本多正信役・松山ケンイチ(C)NHK

松山ケンイチが、2023年放送スタートの大河ドラマ「どうする家康」(NHK総合ほか)に出演することが発表された。松本潤主演、古沢良太が脚本を務める同ドラマは、誰もが知る徳川家康の人生を新たな視点で描く、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。

松山は、“家臣団の嫌われ者”本多正信を演じる。大久保忠世(小手伸也)の紹介で登用されるが、うさんくさく、無責任な進言をするイカサマ野郎。常識にとらわれない発想の持ち主で、悪知恵が働き、家康(松本)の小さな野心を刺激する。後に友人となり、家康の天下取りに欠かせない男となる。同じ本多姓でも、忠勝(山田裕貴)とは水と油、という役どころだ。

ニコニコしながら撮影しているイメージが湧いてきます


自身の役柄について松山は、「うさんくさい、無責任、イカサマ、悪知恵が働く、ネガティブな表現のその裏には、ヒトの常識や価値観、生き方まで変える力をはらんでいます。その匂いを家康だけは感じ取り、うまく付き合っている。それが家康のすごさ。その家康のすごさがわかるように精一杯うさんくさく、無責任で、悪知恵が働くイカサマ師を遊ぶように演じていけたらと思っています」とコメント。

また、「東日本大震災が起こった2011年に撮影された『平清盛』では、復興の中で僕ができることはなんだろうと考えながら台本に向き合っていました。その中で得られたものもありますし、逆に失ったものもあったように感じます。14カ月の長い撮影中、ずっと共に平安時代を生きたスタッフの皆さまに支えられ、共演者の皆さまには台本の読み方、声の出し方など、たくさんのアドバイスをいただきました。清盛の壮大な生き方から、大きな苦しみ、そして大きな喜びを体験できたことは僕の大切な宝物です」と大河ドラマの思い出について明かした。

そして、古沢良太作品については「初めて古沢さんの台本を読んだとき、時代劇に感じませんでした。良い意味で裏切られ、僕の中の時代劇のイメージが読み進めていく度にガラガラと崩れ、新しく再構築されていくように感じました。まだ撮影は始まっていませんが、この台本から撮影現場を想像すると、キャスト、スタッフの皆さんがニコニコしながら撮影しているイメージが湧いてきます。楽しみにしています」と語った。