亮太郎の勇気ある行動が「ビクトリー」社員の心を動かす<オールドルーキー>

2022/08/08 15:00 配信

ドラマ レビュー

「オールドルーキー」第6話より (C)TBS

8月7日、日曜劇場「オールドルーキー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)第6話が放送され、「ビクトリー」の正社員となった亮太郎(綾野剛)が、試合中の大ケガでほぼ決まりかけていた移籍話が流れてしまったバスケットボール選手のために尽力する姿が描かれた。

正社員になった亮太郎の初担当アスリートは?


本作は、ある日突然、選手引退を余儀なくされた37歳の元Jリーガーが、サッカー以外のスキルも知識も経験も無いどん底からセカンドキャリアをスタートさせ、新たな目標に向かっていくヒューマンストーリー。実際のトップアスリートたちに取材した内容を反映したリアリティのあるエピソードもポイントだ。(以下、ネタバレ含みます)

ついに念願の正社員になってはりきる亮太郎は、初めて担当を持つことに。担当第1号は、バスケットボールのBリーグ“千葉ジェッツ”の選手・新垣和人(浅利陽介)。彼は故郷・沖縄の“琉球ゴールデンキングス”に移籍を希望しており、その移籍交渉を「ビクトリー」社長の高柳(反町隆史)から命じられたのだ。

“琉球~”も新垣獲得を希望しており相思相愛。前任者の葛飾(高橋克実)が移籍の確約をほぼ取り付けており、それほど苦労せずに話はまとまるはずだった。が、新垣が練習中に大ケガを負い、「故障した選手との契約は難しい」と、交渉は中断。今のチームも契約切れで延長できず、行き場を失った新垣は引退の危機に…。彼が自分と重なった亮太郎は、新たな移籍先を探して奔走する。

ケガで引退の危機に陥り焦る新垣がかつての自分と重なる亮太郎 (C)TBS


しかし、どこのチームにも断られ、復帰を焦る新垣は無理に練習を始めてしまう。止める亮太郎に「何もわかってない!」といら立ちをぶつける新垣。そんな彼に、自分も選手時代に新垣同様、復帰を焦ってケガが完治する前に試合に出て同じ箇所を痛め、それがJ1からJ2に落ちた原因となり激しく後悔したことを話す亮太郎。「当時、自分をマネージメントする人間が居て、アドバイスされていたら、J1にいられたかもしれない」と…。

でも、新垣には自分が居る。そして、必ず新垣が復活できると信じている。絶対移籍先を見つけてくるから信じてほしい、と涙目で熱く訴える亮太郎に、彼は心を動かされ、自分の現役人生を亮太郎に預けてみることにした。