<ちむどんどん>セーラー服からウエディングドレス&琉装へ 華やかなファッションが彩った黒島結菜“暢子”夢の変遷

2022/08/14 18:08 配信

ドラマ レビュー

ウエディングドレスに身を包んだ暢子(黒島結菜)「ちむどんどん」第90話より (C)NHK

黒島結菜がヒロインを務める連続テレビ小説「ちむどんどん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。18週「幸せのアンダンスー」で、ヒロイン・暢子(黒島)はついに和彦(宮沢氷魚)と結婚。人生の新たなステージへと踏み出した。やんばるでのセーラー服時代から、上京し東京で料理人修行に打ち込んだ暢子の青春時代まで、その変遷を華やかなファッションも交えて振り返る。(以下、ネタバレがあります)

夢のために…東京での料理修行


同作は、ことし本土復帰50周年の節目を迎えた沖縄を舞台に描かれる、料理に夢をかけたヒロイン・暢子(のぶこ)とその家族の物語。

沖縄・やんばる地方で育った暢子は高校時代、友人の手伝いで産業まつりのイベントに参加。来場者にオリジナルメニュー“やんばるナポリタン”をふるまい、「うちは…レストランで働きたい! 東京に行って、料理人になりたい、コックさんになりたい! やりたいこと、たった今見つかりました!」と上京を決意した。この時はセーラー服に、三角巾姿のういういしい姿を見せていた。(第4週)

“産業まつり”での割烹着姿もキュート「ちむどんどん」第20話より (C)NHK


そして高校卒業後、大きなカバンを抱えて上京(第6週)。イタリア料理の知識がまったくないまま銀座のイタリア料理店「アッラ・フォンターナ」の採用試験を受け、なんとか合格。憧れていたコックコートに早くも身を包んだ。(第7週)

だが、修行の当初は失敗だらけ。目の前のことで精いっぱいでイタリアの食や風土について勉強することも思い至らない暢子は、オーナー・房子(原田美枝子)から新聞社での社会勉強を命じられたり(第8週)、屋台の経営立て直しを言い渡されたり(第9週)。その都度大苦戦しながらも、社会人として、料理人として経験を重ねていった。へこたれない暢子の明るさだけでなく、レトロなオフィススタイルや割烹着に三角巾の屋台のおばちゃんスタイルも目を引いた。

房子から言い渡された“宿題”

コックコート姿もすっかり板についた「ちむどんどん」第82話より (C)NHK


いつのまにか厨房を回せる料理人の一人に成長し、高校時代の「東京に行って、料理人になりたい、コックさんになりたい」という夢をかなえていた暢子。プライベートでも、紆余曲折を経て幼い頃からの友人・和彦と結ばれ、第18週では持ち前の粘り強さで和彦の母・重子(鈴木保奈美)の理解も得て結婚の運びに。公私ともに“次のステージ”が見えてきた。