中村倫也“羽男”の「どうした?」が優しく響く、有村架純“石子”とのコンビが進化<石子と羽男>

2022/08/27 15:40 配信

ドラマ レビュー

中村倫也“羽男”の靴下に注目!(C)TBS

「石羽コンビがパワーアップ」と話題に


事件や事故が起きた場合、被害者、加害者、その家族だけでなく、ただ目撃しただけでも人生が一瞬で変わってしまうことを、身をもって分かっている石子。自分たちとの出会いで何かが変わればという思いに羽男は同調するものの、「ただ…俺は期待しすぎない。この仕事、期待しても叶わないことが多すぎる」と憂いの表情も浮かべた。

とはいえ、羽男は、美冬の義父について調べを進めていた。そんな羽男に石子は「諦めないでいてくれたんですね」と言った。

今回の案件は、そうした石子の思い、諦めなかった羽男、そして大庭や啓介、綿郎の手伝いも得て、ひなや美冬を救うことができた。第1話で石子が言っていた、声を上げることの大切さがここでも伝わってきた。

石子が羽男に対して、漢字の「書き順が違いまーす」と指摘したり、左右違う靴下を履いていることをツッコんだり、軽口もたたき合うようになった石羽コンビ。羽男は第5話でも石子の体調の異変にすぐに気付いていたが、今回も「どうした?」と気に掛ける優しさを見せた。信頼感を深め、サポートし合い、進化していくコンビの今後がますます楽しみに。

本話もタイトルがTwitterのトレンド入りし、「石羽コンビがどんどんパワーアップしてスッキリした」「チームプレー感最高」「大人としてできること、改めて考えさせられた」といった感想が寄せられた。

そんななか、石子たちの事務所でのアルバイトを経て、転職が決まった大庭に「何かに巻き込まれてる?」と心配の声も。ラストで謎の男・御子神(田中哲司)の集まりに参加している大庭の姿があり、ナカマルの社長役として、新井氏と塚原氏の作品の常連である坪倉由幸も登場。映し出された名刺は、転職先のナカマルではない会社名で肩書が“代表取締役”となっていた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部