10月24日(月)スタートの長澤まさみ主演ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)が、10月17日(月)からフランス・カンヌで開催される国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM(読み:ミップコム)」において、Asian World Premiere TV Screening(読み:アジアン・ワールド・プレミア・ティーヴィー・スクリーニング)として世界初上映される。上映会が行われるのは、カンヌ国際映画祭と同じ会場のメインホール。60年近い歴史を持つMIPマーケットにおいて、日本ドラマの世界初公開がメインホールで行われるのは、今回が初めてとなる。
コロナ禍前の2019年に開催された「MIPCOM」には、世界110カ国と地域から約4500社、約13800人以上が参加。世界各国の映像コンテンツ制作会社と、コンテンツを購入する放送・配信事業主(バイヤー)、さらには共同制作関係者や投資家など映像コンテンツ関係者が集結する一大イベントとなっている。今年は、ほぼコロナ禍前並みの参加者が見込まれている。
「エルピス―希望、あるいは災い―」は、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。長澤演じる、スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した、女性連続殺人事件の冤罪(えんざい)疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描く。脚本は、民放連続ドラマ初執筆となる渡辺あやが務める。
また、恵那と共に行動するうだつのあがらない若手ディレクター・岸本拓朗役に眞栄田郷敦、恵那と拓朗の先輩で報道局のエース記者・斎藤正一役に鈴木亮平がそれぞれ決定している。
日本に先駆けて世界初上映が決定したことについて、主演の長澤は「どんな風にこの作品へ興味を持ってくださるか楽しみ」と期待をのぞかせ「見た方の感想が早く聞きたい」と、現地での反応が待ちきれない様子。その上で「この作品のテーマは、共感してくださる方が多くいると思う。コロナ禍で私たちがたくさんのことを経験してきた今だからこそ、響くものがあるようにも思います。物語の目線、人々の多面性、真っ直ぐな思いなど、見る方それぞれの受け取り方でドラマを楽しんでもらえたらうれしいです」とコメントを寄せた。