――日本に先駆けて世界で初上映されるご感想をお聞かせください。
どんな風にこの作品に興味を持ってくださるか楽しみです。そして、どの国の方にも共感していただけるものになるはずなので、見た方の感想が早く聞きたいです。撮影はまだまだ続いておりますが、長く愛される作品になるといいなと思いつつ、目の前のことにキチンと向き合っていきたいです。
――世界の人々に作品をどのように受け取ってほしいですか?
この作品のテーマに共感してくださる方が多くいらっしゃると思うんです。コロナ禍で私たちがたくさんのことを経験してきた今だからこそ、響くものがあるようにも思います。物語の目線、人々の多面性、真っ直ぐな思いなど、見る方それぞれの受け取り方でドラマを楽しんでもらえたらうれしいです。
海外ドラマへの世界の関心はこれまでになく高くなり、またそのクオリティーも日々洗練されてきている昨今、中でも今回上映予定のこの「エルピス―希望、あるいは災い―」は飛び抜けた作品と言えるでしょう。
恒例イベントとなったアジアン・ワールド・プレミアが、今年また素晴らしい作品を持ってMIPCOMに戻ってくることを、私ども主催としても大変楽しみにしています。アジアン・ワールド・プレミアは、今回もMIPCOM2022の目玉スクリーニングの一つです。今世界中で重視されている社会的弱者の平等をうたう物語と問題提起は、多くのMIPCOM参加者の心に残る作品となるでしょう。