小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第39回「穏やかな一日」が10月16日に放送された。安穏としたサブタイトルとは裏腹に、権力を握り次第に冷酷な顔をあらわにしていく北条義時(小栗)の姿が描かれたこの回、視聴者からは戦りつの声が上がった。(以下、ネタバレが含まれます)
「鎌倉殿の13人」は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男・義時と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。脚本は大河ドラマ「新選組!」(2004年)や大河ドラマ「真田丸」(2016年)を手掛けた三谷幸喜が担当する。SNS人気も高く、毎週放送後にTwitterのトレンドランキングは1位を獲得するほか、数多く関連ワードが並ぶ。
語りの長澤まさみが突如、侍女に扮して画面に登場し、視聴者の度肝を抜いた第39回。ほほ笑みをたたえながら口にしたセリフは「鎌倉に、穏やかな日々が訪れています」だったが、その言葉とは裏腹に、鎌倉武士たちのヒリヒリとした心理戦と義時の冷酷ぶりが描かれた。
病から回復し、「これからは私が頑張らなくては」と張り切る鎌倉殿こと実朝。だが義時は「政(まつりごと)は私が進めます。鎌倉殿にはそれを見守っていただく」と、実朝の母である政子(小池栄子)をけん制。「兄上(宗時)は、坂東武者の頂(いただき)に北条が立つことを望んでおられました。私がそれを果たします」と言い放ち、評議の場でも実朝を差し置いてその場を仕切った。
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