工員たちが去った乙女寮で、みね子(有村)は、澄子(松本穂香)、愛子(和久井映見)と年末を過ごしていた。そこへ突然、転職先であるせっけん工場の社長・原田(諏訪太朗)が訪ねて来て「会社の状況が変わって1人しか雇えなくなった」と告げる。
どちらに働いてもらうかは決められないと言い残し、そそくさと帰る原田。急な話であっけに取られるみね子だが、澄子と2人だけで話がしたいと愛子に申し出る。
すずふり亭に行く途中、みね子は人にぶつかり、財布の中身をばらまいてしまう。集めるのを手伝ってくれたのは、爽やか好青年然とした大学生・島谷(竹内涼真)だった。
お昼休憩中のすずふり亭にて、みね子は裏の広場で秀俊(磯村勇斗)や元治(やついいちろう)と話していると、中華料理店の五郎(光石研)と安江(生田智子)夫婦や和菓子店・柏木堂の親子・一郎(三宅裕司)とヤスハル(古舘佑太郎)ら商店街の人たちがやって来る。
鈴子(宮本信子)から「すずふり亭で働かないか」と勧められたみね子。うれしくてたまらないみね子が、早速調理場の省吾(佐々木蔵之介)たちにあいさつしていると、ホール担当の高子(佐藤仁美)が帰ってくる。
すると鈴子は急に慌てた様子でみね子を店の裏に連れ出す。というのも、ここで働くためには高子の最終面接があるのを忘れていたという。しかも、高子の選考基準は、とんでもないものだった…。
無事にすずふり亭のホールで働けることになったみね子。鈴子が新しい住まいとして店の裏にあるアパート「あかね荘」を紹介してくれることになった。翌日、親代わりを買って出てくれた愛子(和久井映見)と一緒に、みね子は再びすずふり亭を訪ねる。
お礼のあいさつも早々に、鈴子は2人をあかね荘へと案内する。かつては赤坂イチの美人芸者だったという大家の富(白石加代子)は、超個性的な人物だった…。
みね子は鈴子に保証人になってもらい、あかね荘に部屋を借りることに。乙女寮で年末を過ごし、引っ越しは年明けにすることに。愛子と2人で大掃除をして寮を磨き上げると、もうすぐなくなってしまうのかと悲しい気持ちになる。
すると愛子が「寂しい気持ちはあるけど悲しくはない」と話し始める。そして元日の朝、お年玉袋を手渡されたみね子はその意外な中身を見てびっくりする。
愛子からもらった切符で谷田部家に帰ってきたみね子。一晩だけしかいられないが久しぶりのわが家でくつろぐ。きょうだいたちが寝静まった後、美代子(木村佳乃)、茂(古谷一行)と父のことを話し、美代子の今の思いを知ることに。翌日、帰郷を聞きつけた奥茨城村の人々が谷田部家を訪れる。
君子(羽田美智子)やきよ(柴田理恵)、宗男(峯田和伸)や田神先生(津田寛治)も喜んで会いに来るのだが…。
ついに第10週で“そして、誰もいなくなる”乙女寮。先日から別れを惜しむかのごとく「ひよっこ」公式Instagramで乙女たちのオフショットが公開されているが、劇中では何かと因縁があった松本と藤野も仲良しツーショットを披露した。
そんな2人には“中学卒業組”の絆があるようで、「中学を卒業して上京してきた者同士、2人だけの絆があると思います。2人とも撮影現場で緊張しがちなので、リラックスするために、『海藻になる』っていうストレッチをやっているんです。手をつないで、脱力して…って(笑)」(松本)と、意外な素顔も明らかに。
めんこい(かわいい)2人の“脱力系ストレッチ”、一度見てみてえべ? おらもだ!
だからまた見られるように、乙女寮メンバーで再会してけろ! んだ! んだんだ!
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