平野紫耀が三浦友和、坂東彌十郎らと迫真の演技を繰り広げながら怒涛の展開へ<クロサギ>

2022/11/12 19:07 配信

ドラマ レビュー

平野紫耀“黒崎”が宿敵に迫る!(C)TBS

King & Prince平野紫耀が主演を務めるドラマ「クロサギ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の第4話が11月11日に放送された。主人公と宿敵の直接対決が開幕。平野が三浦友和坂東彌十郎山本耕史らを相手に堂々の魅力ある演技を見せて盛り上げ、Twitterのトレンド1位を獲得した。(以下、ネタバレがあります)

黒崎が宿敵・御木本に迫る

同ドラマの原作は、2013年に全42巻で完結した黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。2022年の現代を舞台に、詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(平野)が、人をだまして金銭を奪うシロサギと色恋をえさにするアカサギと呼ばれる2種類の詐欺師をだます詐欺師=クロサギとなって、本当の“敵”を探し出し闘っていく物語が繰り広げられる。

検事志望の大学3年生・吉川氷柱を黒島結菜、甘味処の店主ながら裏の顔は詐欺師業界のフィクサーである桂木敏夫を三浦友和が演じる。

ついにか、早くもと言うべきか…。第4話は、黒崎が家族の仇である大物詐欺師・御木本(坂東)との直接対決へと動き出した。前回対峙した白石(山本)から得た情報をもとに、御木本の会社を調べ始めた黒崎。御木本のバックにいる桂木には黙っての行動だったが、桂木は知ってか知らずか急ぎの仕事を黒崎に押し付けた。すると、それがきっかけで御木本につながる道が開けた。

白石から渡された“まほうのどうぐ”で御木本を“喰う”黒崎

御木本を「喰う」と決意した黒崎は、白石に協力を求めた。「相談相手まで引き受けた覚えはねぇぞ」と言いながらも、後日、資料を入れた“まほうのどうぐ”と書いた封筒を渡す白石。

御木本が仕掛けていたのは、大掛かりなM&A(企業の合併・買収)詐欺。そのターゲットの一つである企業に近づき、黒崎は自らが社長となるペーパーカンパニーとの合併で企業価値をあげ、御木本をワナにかけることに。白石からの“まほうのどうぐ”はその決定打となるものだった。

御木本は株を買いあげて筆頭株主となり、新社長に就任。意気揚々と向かった社長室で黒崎が待ち構えていた。御木本が狙っていた企業すべてに情報を流し、詐欺をつぶした黒崎。それにより御木本は資金源を失い、ただでさえ今回の仕掛けのために借金も重ねていた御木本は窮地に立たされた。

「お前の狙いは俺の命か」と言う御木本に、「俺は人殺しじゃない。お前って人間は、誰かの金や誰かの命でできてる。もう誰もだませないお前は、何もないちっぽけな存在のまま死んでいくんだよ」と返した黒崎。詐欺師として生きてきた御木本の“命”を奪ったも同然だったのだ。