11月14日放送の「エルピス―希望、あるいは災い―」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)第4話で、拓朗(眞栄田郷敦)がトラウマだった学生時代のイジメ自殺事件とついに向き合い、ずっと負けてきた自分の弱さを認めた。このシーンでの眞栄田の迫真の演技に衝撃を受けたコメントがTwitterに溢れ、「#エルピス」が日本のトレンド1位、世界トレンドでも2位になった。
同作は、スキャンダルのせいで落ち目のアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)と彼女に共鳴した仲間たちが、連続殺人事件のえん罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描く社会派エンターテインメント。作品中で扱われている事件は、実在の複数の事件から着想を得ている。
また、タイトルの「エルピス」とは、古代ギリシャ神話で、様々な災厄が飛び出したと伝えられる「“パンドラの箱”に残されたもの」で、「希望」とも「厄災」とも訳される言葉。真相に迫っていく過程で恵那たちは様々な「希望」を見出すが、自身やその周囲に「災い」も降りかかる。“えん罪の再調査”というパンドラの箱を開けてしまった彼らが行き着く先はどちらなのか…という意味が込められている。(以下、ネタバレを含みます)
恵那(長澤まさみ)が自分のコーナーで独断で流したえん罪疑惑のVTRは、視聴者の関心を集め、第2弾も決まり、第3弾も予定されるほどになった。だが勢いに乗る中、死刑囚・松本の再審請求が棄却されてしまう。
恵那は、自分たちが騒いだのが原因で裁判所が心証を害して却下されたのでは…と思い悩む。彼女は、これ以上続けてもしかたがない、と第3弾を諦めようとするが、拓朗は「請求が棄却されただけで、他にも可能性がある。諦めたくない」と訴える。しかし彼女は、「ムリだよ。勝てっこないよ、キミなんか。バカじゃないの?」と吐き捨て、「誰にですか?」と食い下がる拓朗に「うるさい!うるさい!うるさい!」とイラ立ちをぶつけてしまう。
そんな中、殺人事件の被害者の一人・晴美の「元カレ」と名乗る人物からTV局に電話があり、「彼女からの手紙に犯人じゃないかと思われる男の名前が書いてあった。面倒に巻き込まれたくなくて当時は誰にも言わなかった」と告げられる。拓朗はそれに飛びつき、情報料の手付け金として5万円支払った。だが、送られてきた手紙のFAXは肝心な部分がかすれて見えず、原本は後日送ると言われたが、それは明らかにカネ目当ての詐欺だった。
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