平野紫耀“黒崎”が新たに立ち向かうことを決意した真の宿敵の不気味さ<クロサギ>

2022/11/26 14:35 配信

ドラマ レビュー

第6話は黒崎(平野紫耀)が氷柱(黒島結菜)と“共闘”で詐欺グループと対峙(C)TBS

King & Prince平野紫耀が主演を務めるドラマ「クロサギ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の第6話が11月25日に放送された。上海での闘いを経て、黒崎(平野)の真の宿敵探しがスタート。黒崎が目星をつけた相手の不気味さが際立っている。(以下、ネタバレがあります)

黒崎が真の宿敵探しの旅へ

同ドラマの原作は、2013年に全42巻で完結した黒丸夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。2022年の現代を舞台に、詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(平野)が、人をだまして金銭を奪うシロサギと色恋をえさにするアカサギと呼ばれる2種類の詐欺師をだます詐欺師=クロサギとなって、本当の“敵”を探し出し闘っていく物語が繰り広げられる。

検事志望の大学3年生・吉川氷柱を黒島結菜、甘味処の店主ながら裏の顔は詐欺師業界のフィクサーである桂木敏夫を三浦友和が演じる。

上海で“喰った”御木本(坂東彌十郎)が最後に遺した「お前の敵は俺で終わりじゃない」という言葉が心に引っかかっている黒崎。第6話からは、桂木からシロサギの情報を買いながら真の宿敵を探すことに。

桂木への呼称の変化で現われる黒崎の複雑な心境

腐った企業を狙うシロサギである白石(山本耕史)と会い、宿敵について聞こうとした黒崎だが、白石は知らない様子だった。

「そのこと、桂木さんには?」という白石の問いに、「あの人は知ってても言わないよ。今までも隠してたんだから」と黒崎。

その会話から、白石は黒崎が桂木のことをいつもの“親爺”から“あの人”と呼んでいることに気付き、「どういう心境の変化だ?」と指摘。黒崎は「…別に」と立ち去ったが、その心境が複雑であることは見て取れた。

御木本と最後に対峙したとき、「桂木は今のお前の父親だよ」と言われたのも引っかかっていた黒崎。御木本のバックにいた桂木も敵の1人なのだ。