――9話で桂木に決別を告げた黒崎ですが、黒崎と桂木の最終回の見どころはどういったところになりますか?
武田P:家族の仇だけど親子みたいだった黒崎と桂木が9話で決別し、どういう決着をつけるのか。また、桂木が今まで黒崎にかけてきた言葉はどういう意味だったのか。黒崎も桂木に対して、本当はどう思っているのか。
今まで一見仲が良くて親子みたいな良い雰囲気だったから描けなかった、2人の本当の思いというのが分かる最終回になると思うので、そこは注目していただければと思っています。
――最終回で一番注目して見てほしい見どころポイントを教えて下さい。
武田P:黒崎と氷柱、黒崎と桂木、このそれぞれの2人の関係性がどうなっていくのかというところと、黒崎自身がどうやって旅を終わらせるのかというところもポイントかなと思います。
クロサギの生きる目的としては、この世の詐欺師を一人残らず倒していくというのがあり、御木本を倒してもまだ終わることができなかった、後戻りできないクロサギの旅がどうなっていくのか。黒崎の行く末を、視聴者の皆さんも一緒に見届けて欲しいです。
那須田P:黒崎の旅を一緒に辿りながら見て欲しいというのが、このドラマの大事なところかなと思っています。黒崎の人生を一緒に体感することで、これからの長い人生を生きていく若い方にもこのドラマを見返して、それぞれの結末に思いをはせてもらえたらうれしいです。
神志名や氷柱が、黒崎と出会ったことで自分ができることってなんだろうと模索してきたわけですが、それはどんな人にもあることだと思います。自分ができることはどういうことなんだろう、そしてそれをどんな風に解決していくのかみたいなことを感じ取ってもらえる最終回になっていると思います。
たくさん大人が出てくると、若者が奮闘している意味にクロスする、そういう最終回にできたような気がしています。そういうのはある意味、悲劇的なドラマをエンターテインメントとしてみる醍醐味(だいごみ)にもなり、見る人のヒントになればと思っています。
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