――およそ千年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみについてお聞かせください。
戦国時代では、身動きがしにくいほどの甲冑姿。幕末の薩摩侍では山高帽をかぶり、洋装に二本差し、草履履きの姿になりました。平安の殿上人、どんな雅な装束を着させてもらえるのか、楽しみです。
――古都京都の印象や思い出はありますか?
40数年前、時代劇の撮影で雪のちらつく寒い頃に初めて行きました。スタジオの片隅に「大魔神」の3、4mはあろうかという像がホコリを被っているのを見つけて、子ども時代に夢中で見ていたものが目の前にあって驚いたことを覚えています。
冬の間は、ロケではもちろん、セットの中でも「ガンガン」です。一斗缶に炭を真っ赤におこして、皆で囲んで暖をとる。さらに寒くなると、大きなヤカンに紅茶を沸かし、砂糖とウイスキーをたっぷりと入れたものを、あくまでも紅茶だとして、皆で飲む。今もやっているのでしょうか?忘れられない思い出です。
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