桐谷健太演じる異色の経歴を持つ刑事が再び降臨 刑事×検事×判事が大人のビターな群像劇を繰り広げる<ケイジとケンジ、時々ハンジ。>

2023/04/13 06:30 配信

ドラマ レビュー

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第1話より(C)テレビ朝日

二階堂がみなみに向けた態度に既視感…


今回、レギュラーキャストとして、個性的な俳優たちが集結している。すべてのキャストを語りたいが、今回は北村有起哉演じる二階堂俊介と女性陣を紹介したい。二階堂は初登場シーンでは、寝癖なのかどうか分からない髪形をして、自分をよく見せようとはいなかった。

しかし、立会事務官であり豪太の妹・みなみ(比嘉愛未)と出会った瞬間、態度がころりと変わるし、それ以降、髪形もちゃんとしているし、みなみに自分をよく見せようとしているようにも思えた。その姿に対して、「あれ?どっかで見たことがある気がする…!」「聞いたようなせりふ…」と既視感を覚えるのは私だけではないはず。

また、二階堂は判事・諸星美沙子(吉瀬美智子)との関係を匂わせるようなシーンがある。どういった関係は不明だが、今後、明らかになっていくであろうその関係に今からワクワクが止まらず、気付いたら二階堂について考えていたし、二階堂という存在がどんどん大きくなっていったのはここだけの話である。(二階堂への思いは恋かもしれないので…その結果はまた別の機会で報告しようと思う)。

強くて美しい女性が集結

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第1話より(C)テレビ朝日


さらに、女性陣による「美の競演」にも期待が高まる。横浜地方裁判所みなと支部の判事・美沙子、横浜地方検察庁みなと支部の検事・矢部律子(中村アン)、横浜地方検察庁みなと支部の立会事務官・みなみ、

神奈川県警横浜みなとみらい署(旧・桜木警察署)強行犯係の刑事・岸本凛(長井短)と原口奈々美(岡崎紗絵)と言ったタイプの違う女性たちがとにかく美しすぎるし、それぞれのオーラを放つので、画面越しに圧倒された。

しかし、彼女たちは美しいだけではない強いのだ。それぞれがそれぞれの「正義」を持ち、自分の仕事と一生懸命に向き合っている。時に対立したり、時に協力するであろう彼女たちの活躍にもぜひ注目してほしい。

文=くまこでたまこ