北村匠海“遠野”の惨劇がついに…木村拓哉“風間”の叫びが悲しく響く<風間公親-教場0->

2023/05/16 11:54 配信

ドラマ レビュー

SPドラマ「教場Ⅱ」ラストで描かれた惨劇へ


張り込みの待機場所は、2021年放送のSPドラマ「教場Ⅱ」のラストと同じ場所。本ドラマは、「教場Ⅱ」ラストの47日前から始まった。ついに“あの日”がきたということか。その日は雨の夜だったことから、SNSでは「雨降らないで」と切なる願いが上がった。

待機しながら、なぜ刑事にならなければならいのかを明かした遠野。高校2年のとき、仲良くなった女子剣道部の同級生が病に倒れた。刑事になる夢を知る彼女から亡くなる前に、「あなたの夢が叶うことを祈ってます 必ず叶えて!」というメッセージが届いたのだ。

その話を終えたとき、雷鳴が響いた。日が暮れ、待機場所の近くにある看板にネオンが灯されると、雨が降り出した。容疑者らしき姿が見え、車外に出る遠野と風間。そこで、惨劇が起きた。

風間の「勝手に持ち場を離れるな」という言葉を振り切って、怪しい人物の後を追った遠野。「見失いました」と戻った直後、千枚通しで首を何度も刺された。応戦した風間も右目を千枚通しで刺されてしまった。

右目に千枚通しが刺さったまま、苦しむ遠野のそばに行き名前を叫んだ風間。遠野が息も絶え絶えに「指導官、僕は…刑事になれませんか?」と聞くと、「お前は、すでに刑事だ。だから…寝るな」と返した。

言葉を失うほどの恐ろし過ぎる凶行。SPドラマでは凶行の場面だけで詳細は不明だったが、本ドラマで風間と遠野の背景を知ってからでは、涙がこぼれずにはいられなかった。視聴者からは「つらい」「悲しい」という感想が続々と上がった。

また、風間たちを襲った男を演じているのが、森山未來であることが分かった。「#教場0」がTwitterのトレンド1位となるなか、森山の名前もトレンドワードに急浮上した。

※濱田崇裕の濱は旧字体が正式表記

◆文=ザテレビジョンドラマ部