――大河ドラマ初出演ですが、これまで大河に持っていた印象はありますでしょうか。
森崎:10歳の時にミャンマーから日本に来て、そこで初めて「大河ドラマ」を知りました。ミャンマーにも時代劇というものはあったので、日本でも時代劇は人気なんだという印象を持ちました。それから芸能界に入り、大河ドラマのすごさや偉大さ、豪華俳優陣が集結して、大作を作り上げるものなんだと知り、いつしか大河ドラマに出演するというのが自分の目標の一つになっていました。今回初めて大河ドラマに出演し、実在した人物を演じるので責任感も大きいですが、このお話をいただけたことは純粋にうれしいですし、これからの撮影が非常に楽しみです。
原:大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年)は家族全員で毎週楽しく見させて頂いていました。元々鎌倉時代のドロドロした人間模様が好きなのですが、コメディー要素も強くて、魅力的なキャラクターたちの会話劇に毎回引き込まれていました。
――松本さんは大河ドラマへの初出演は、3年前の「麒麟がくる」(2020年)でした。撮影で記憶に残っていること、思い出に残っていることはありますか?
松本若菜:「麒麟がくる」では、初の大河ドラマということもあり、うれしさと緊張が入り混じった感覚の中、於大の方についてたくさん調べ撮影に臨んだのを覚えています。とにかく、家族が私以上に大喜びしてくれたのが、とてもうれしかったです。
――歴史ファンの間で、阿茶は人気のある女性の一人です。松本さんご自身が、これまで阿茶に対してお持ちになっていたイメージがありましたら教えてください。
松本若菜:今でも語り継がれるほどの魅力の多い女性で、歴史好きの方に人気があることは私の周りからも耳にします。当時も憧れを持つ人は多かったのかもしれませんね。はっきりとした男性社会の中で、家康と戦を共にするほど信頼があり、地頭の良さを持ち、側室であり側近でもある当時には珍しい、今で言うところの“バリキャリ”な女性というイメージです。
――古沢作品の魅力をどんなところに感じますか? また、「どうする家康」に関して楽しみにしていることがあればお願いいたします。
松本若菜:古沢さんの作品は、どれも中毒性の高いものが多い気がします。現に私もその一人で、点と点が線になっていく過程がとても好きです。今作品では、甲本雅裕さん演じる夏目広次の伏線が回収されたときの震えと感動を思い出すと、何度でも見返したくなります。やはり中毒性が高いです(笑)。
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