吾良が倒れたと知り、病院に駆け付けたゆりあの前に謎の美少年・稟久は現れた。稟久の雰囲気は独特で、初めて見た時から理由もないのに嫌な感じがした。そんな稟久にゆりあは丁寧にお礼を言いながらも、なんとなく嫌な感じを察知していたように思う。
その後、稟久から吾良が倒れた状況を詳しく聞くことにしたゆりあだったが、稟久は泣きだしてしまう。その後も、稟久は泣かないゆりあの代わりに何度も何度も泣いたのだ。
美しい上に優しい心を持っていた稟久。しかし、最初に感じた嫌な感じは杞憂で終わるはずがなかった。稟久はゆりあに「僕が抱いてほしいって言ってこんなことになりました」と大きな爆弾を投げつけて来た。
ゆりあは旦那の彼氏だという稟久と話をすることに。「あの日で最後にするつもりでした」と話す稟久に、ゆりあは吾良と今度どうしたいかなどを話し合ったのかと問う。稟久は「いえ」と首を振る。
ゆりあは、稟久の吾良への愛や男同士だということを否定することなく、「目が覚めたらうちの旦那にも考えてもらいましょう」と提案。さらに稟久のことは「旦那が目覚めるまでは保留にする」と宣言し、面会にも自由に来てもいいと告げ、稟久を驚かせた。
浮気は許せないが、ただ稟久のことは、旦那が目覚めない限りは何も解決しないと悟ったから、この発言をしたのだろう。ゆりあには旦那以外にもやるべきことがたまっていたのだ。そこに稟久という存在が加わっただけのことだった。
自宅で吾良の介護をすることになったゆりあだったが、ある日、自分一人ではどうしようもない出来事に直面する。吾良の面倒を見てもらうため、吾良の携帯電話を使ってしぶしぶ稟久を呼び出すことに。
自宅を訪れた稟久は、病院で弱弱しく泣いていた時とは全く異なり、ゆりあを敵対視していた。「やっぱりすごく怒っていたんですね」「普通のおばさんですよね」「説教好きですよね」とあおりスキルを発動。
さらに、目を開けた吾良に喜ぶゆりあに、稟久は「目を開けたんです。ヘルパーの人が帰って僕と二人になったら」と完全なるマウントを取る。しかし、ゆりあは「二回目です、目を開けたの!」と返し、無意識にマウントを返す。
しかし、その後も稟久のマウントは止まらず、ゆりあがひるまずに応戦するなど、戦いの火ぶたが静かに切られた。X(旧Twitter)では、初回放送から嫁VS浮気相手が勃発したことについて、「あおりスキルやばすぎ」「むかむかする」という声が多く寄せらる一方で、「負けないで」「華麗なるマウント返し」「正妻の余裕さすがです」とゆりあを応援する声が上がった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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