実々花は母親の早苗(みやなおこ)に女手一つで育てられてきた。公演を終え帰宅した実々花に「話がある」と早苗は呼び止めるも、実々花は「忙しい」と断り自室へ向かう。その様子を見て、早苗は深いため息をつく。
疲れきった様子の実々花は、その後ダンスのレッスン中に、講師の穂波(カミヤサキ)から「他のメンバー、あんたの後ろで必死に踊ってるからね」「それをわかってたらあんな腑抜けた踊りできないから」と指摘されてしまう。さらに、マネージャーの井口(宮下修司)からも「もっと自分からアピールしなきゃ」「もっとちゃんとセンターとしての自覚を持ってほしい」とプレッシャーをかけられる始末…。
学校でも友達付き合いや、知らない同級生との記念撮影の対応など、日々の忙しさとプレッシャーに押しつぶされ、実々花はいつしか「死にたい」と思うようになっていたのだった…。
そんなある日、公演後の特典会に大学生の吉野ケイタ(小林亮太)がやって来る。初めてチェキを撮るケイタは、実々花にぼそっと「死なないでね」と呟く。思いも寄らぬ言葉を投げかけられた実々花は、その場で思わず「え?」と固まってしまう。そしてケイタが立ち去った後も、彼の言葉が頭から離れず、実々花の脳内では何度もそのシーンがリプレイされていた――。
次話では、ケイタの一言が気になった実々花がケイタのバイト先である熱帯魚ショップを訪れる。また予告映像では、ノリで「テトラ」の公演を訪れたケイタの“アイドル人生”が動き始める様子が描かれていた。第2話は1月20日(土)の夜11時から放送予定となっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※しずる・KAZMAの「Z」は正式にはストローク付き表記
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